管理人の落書き帳
八尾市ソフトテニス協会HP 更新記録

落書き帳　BACKUP　「ある日のﾃﾆｽｺｰﾄ」のﾍﾟｰｼﾞに保存してあります


2015.1２．22
今日は冬至です。一日は単位としては変わりはないのですけど、明るい太陽の恩恵を受けている時間が最も少ない日です。地軸がほんのわずかに傾いていることでこの地球に四季が生じ生物もときの変化を実感できます。しかしその僅かな変化でしかないものが人を支配しているのです。日本人は特に気候の変化に敏感で挨拶もそうですが、体におきる変化もこの気候の変化に無関係ではないと考えます。そして事実そうなのでしょう、我々は農耕民族であること以上に気候の変化とともに生きる民族でもあります。
今年はそれでも例年に比較して秋が長く感じられました。温度変化を追ってみると大したことはないのでしょうけど、時間軸を横に、気温を縦軸に取り、縦軸のスパンを長く取ればきっと大きな差となって現れることでしょう。気象にもたらす大きな原因は海流の変化、大気の温度、太陽の黒点の比率などいろいろと言われています。地球は息づいているのですけど、そのくしゃみとか身震いでいとも簡単に生物は死に絶えてしまいそうです。


2015.1２．6
師走になりました。季節感が薄らいでいる昨今です。今日は曇ってましたが比較的気温が高く風もなく、テニスはしやすい状態でした。少し前から冬型が強くなって冷たいと感じる最近でした。でもこれでも例年より暖かい・秋が長かったせいで地球は温まっているようです。本日は久しぶりに八尾の志紀コートに行きました。大会や帰省、合宿などが11月は目白押しでなかなかホームコートに行けません。これも良くないなとは思いますけど、割り切らなければなりませんね。今日は13時過ぎから行きましたが、２面のコートが既にいっぱいです。中学生から75歳まで男女を問わず集まっています。そうして同じように練習が行えるのはこのスポーツのいいところでしょう。

昨日は大阪OB会の山中渓土曜会の忘年会でした。会長の百山さんはこの土曜会に非常に理解を示されています。私などは会員ではありませんが、時々お邪魔するということで忘年会には毎年お声がけ頂いて参加しています。会を纏めていらっしゃる木藤さんは言わずと知れた名選手です。最近は熊田選手と組まれて全日本を何回も獲られています。ミックスダブルスでは木藤・吉村ペアで10連覇！驚異的な数字です。絶対に破られない数字でしょう。しかもその間に男子シニアの部で優勝が何回もあります。安定したフォアバックサーブは強靭な足腰と予測の良さ、フットワークの良さから生み出されます。そして試合の中で常にボールの打つところを狙っている厳しい攻撃的な心があります。上手い選手はポイントになるプレーにミスが出ません。試合の中で、上手く前衛をかわしてサイドを抜いた！と思ったらネットアウトだった、あるいはわずかにバックアウト・サイドアウトだった・・ということはよく見る光景です。前衛ならこの一本取れば3-1マッチになるところをボレーネット・アウトあるいはスマッシュをミスする・簡単に返してしまって逆ポイントされるなど、非常によく見られます。ここさえ決めておけば相手はもうダメだと参るところを、いけるかも！！、という気持ちにさせてしまうのです。ソフトテニスはポイント数が少ないので一本の重みがあります。それだけにチャンスは逃してはなりません。チャンスの時なぜかしら皆ちょっとイージーにやってしまいます。特に思い通りにボールが来た時にミスをすることが多いです。一瞬の気の緩みが発生する・それが勝ちから遠のいていく瞬間なのです。
こんな考え方もあります。先日高梁の岡山青年会の合宿で岡山の佐田野さんと夜話しをしました。彼は倉敷工業の3年で永瀬・佐田野ペアでインターハイチャンピオンです。その後日体大でキャプテンを務め岡山で教員をしています。今は臨時講師か、再任用だと思います。60歳を機にソフトテニスを再開し希望としては永瀬選手と復活したいと思っています。永瀬さんが出てくればまた厳しいペアが増えることになります。佐田野さんは高校時代にいろいろ教えてもらったのは岡山南高の人たちだったといいます。そして彼が言うのには岡山南高を作り上げた渡辺先生はすごい先生だったと。試合で微妙なポイント判定があったとします。南高の側に不利な判定が下ったとしても決してクレームはつけなかったそうです。「審判の言うとおり」と。そこには自分に不利な判定があったとしても、負けるのはその一本ではない、その一本でぐらついてその後のプレーがちゃんとできないから負けるのだという信念があったのです。だからそんなことで負けるようなひ弱な心と技術では決して勝ちきることはできないと教えられてきたというのです。僕たちもやはり極度の緊張が続くときにミスジャッジがあると心が折れそうになります。自分が考えられないミスをしても同様です。でも本当は鉄の心を持っていれば、そんなこともあるが次を締めよう！、で片付く問題です。ちっぽけな自分を感じます。
我々は常に自分の中にある弱い心、安心する緩む心を抑えながらプレーをしています。その心の制御をプレーボールからゲームセットまで持ち続けるようにならなくてはいけません。

2015.11.30
週末に岡山で青年会の合宿があり参加しました。八尾でも箕面市/東大阪市との３市対抗戦がありましたが、この合宿は私のライフワークみたいなものとクラブの皆さん理解してくれています。とは言うものの少しは気になっているのですけど、といあえず天気が良くてよかったです。
岡山も天候ばかりがいつも気になるのです。岡山を見ればいいいのか広島を見ればいいのか、また県南を見るのか県北を見るのかで随分と違います。岡山も広く、山で分断されているので東西南北で天候は大きく変わるのです。以前長野県の親戚のうちに行った時も同じような事を言ってました。平地の多い土地と違い山で大きく天候は左右されるのです。
朝６時に八尾を出発、途中吹田でひとり拾いさて中国自動車道の吹田ICに入ろうかと思ったとたん、宝塚まで15km渋滞との表示。吹田の入口で既に渋滞が起こっています。朝７時過ぎですよ、紅葉時期でもあり少し心配していましたが、なんとか大丈夫かと思いましたが甘かったです。１週間前に岡山に帰省したときは同窓会には遅れられないので朝６時に宝塚通過でちょうど良かったのです。３連休と平日は違うとタカをくくっていたのですけど、大間違いでした。ただそこを抜けると渋滞なく進みました。２回ほど休憩して10:40くらいに到着です。少し風が冷たく、天候も晴れから曇りです。２～３日前はあんなに暖かかったのにと恨めしい天候です。
到着したときは前衛練習、準備が終わってコートに出ると後衛練習となっています。直原さんが顔を見せられました。ラリーをして頂きましたら即試合とのアナウンスです。いよいよ合宿が始まりました。
一日目はいろんな人とのペアでやることで交流を深めることにしています。今回も畑本さんや山口県から参加の45歳の選手とか、対戦も地元高梁の45歳のペアたちとやったりとなかなか良かったです、特に地元の方たちとやりましたが、彼らはストロークなどはまあ少し練習が必要ですけど、それほど差のあるレベルではありません。ただ試合のやり方はあまりよく理解できていないようでした。試合後に簡単な前衛の基本の考え方とポジションについて話をしましたが、少しは理解していただいたと思います。
最初にシニアの中で始めようと思ったときは、自分のテニスの立ち位置が分からないことでしょう。ですから皆が自分とはかけ離れて技術も心も違っていると感じるのです。そこで諦めてしまうと全てが終わってしまいます。そんなに差がないんだということが分かればきっといっちょやったるか・という気持ちになるのではないでしょうか？僕も35歳すぎに八尾のコートがなくなりジプシーがしばらく続いた時、武田薬品にお世話いただきました。でも優しく迎えていただけるのですけど、一向に勝てません。3ヶ月間くらいはどなたとやっても勝つことがりません。つまり僕と組んだ人は負けるのです。技術的にも精神的にも体力的にも全ての面で劣っていたのです。ですが負けん気だけは強かったのでしょう。まず一番最初にコートに行ってラリーをして体力を付け、東さんや当時土曜日の練習は吹田クラブさんも一緒でしたので福島さんに教えを乞うたものです。嫌な顔ひとつ見せずに教えていただいたおかげで何とか修正ができたのでしょう。ただあまり上達したとは思いませんでした。３ヶ月ではたかが知れています。ただ当時タケダのコートには全日本チャンピオンが何ペアも集まっていました。彼らの試合を見ているだけで自然と戦い方がわかってきたと思います。門前の小僧・・ですね。何とか最初に勝てたときは体が震えました。もちろん僕の力ではありません。後衛さんがやっと僕が前に立ったとしても普通に打てるようになったということです。邪魔をしない程度に前衛にとって必要なポジションなどが理解できたのでしょう。ポジションは勘が必要と言われます。確かに何となくここらへんが大事だな・という感覚は前衛を遊びでやっていた中学生の頃でもありました。前衛になって・そんなトコになんで居るんだ?!!・といわれたことはありません。前に立っていてもこの辺が危ないなとか相手後衛の位置、自分の後衛の位置関係は瞬間的に判断できているようでした。パッとそういったことが分かるのは静的なポジションの理解です。試合の中で展開が変わったときポジションチェンジが行われます。その時の変化が動的なポジションでしょうか？静的なポジションは作為的に相手との駆け引きに利用します。攻められもしないが攻撃するには少し不十分な位置があります。練習するとそこは分かってきます。危険を予知すると前衛はその位置で自然に体が止まってしまうのです。ズルいといえば狡いですが、コートの半分を完璧に守ろうとすればそうなるのです。後衛の打つボールが相手コートのベースライン1mくらいに落ちればポジションにも余裕が出ます。前衛のポジションは後衛の調子によって随分と変わってきます。動的なポジションは前衛一人だけではどうすることもできないものなのです。それだけに、もしも後衛のボールが短い時は初動の静的なポジションで相手を威嚇することは大切になってきます。相手に考えさせてやることができれば前衛の仕事は半分は終わったようなものです。
一日目が終わり夜の懇親会前に同部屋の佐藤さん（徳島）と技術的な話をしました。僕の佐藤さんへの感想は、柔らかさを持つ反面器用さに少し頼りすぎているところもあると感じています。勝負も非常に早く展開で勝つというのではなく力で押し切る感じもします。逆に先手を取られると厳しいのではないでしょか？そして攻める際のフォアハンドに不安定感があります。そのフォーム上の問題点（わたしが思っていること）を話し合い、明日は少しやってみようということになりました。また、ゲーム中での前後衛の間の取り方とかを明日の練習試合で試してみるとことで話はまとまりました。が、夢中になりすぎて宴会の開始時間を忘れていました＼(^^)／
懇親会中もいろいろな方と話しました。本日組んだ畑本さん（若水）は私が完全に集中してなくて試合をしていたことに少し不満そうです。私は勝つための練習試合は本当の試合（西全日本）の前の何試合かだと思っています。それ以外では自分の技術の調整とかを確認したほうがいいと思っていていつもと違う出方をしたりいままで打たない所に打ってみたりとかするので、練習試合を試合の一環と考えている人はきっと不満が出るでしょう。あと一本で決まるのに簡単なミスをしたり、なんでそこに打つのというボールを打ったり、いつもならレシーブだってセンター割りとかするでしょう！とか思うことだと私も分かっています。でもゲーム練習の中でないとできないこともあるのです。いつも真剣勝負でなく冷静に事を運ぶことも練習でしょうし、いろんな形の練習があっていいのだと思います。ミスをしようと思ってやっているのではありません。最もいい形を様々な場面で臨機応変に対応していくことが大切だと思います。栗尾さんは私は練習試合と本番の試合がギャップがありすぎるといいます。でも私にはそんな意識はありません。集中力は違うでしょうけど。そんな訳で、では明日は戦闘モードで勝ち負けにこだわって練習試合をしましょうということになりました。
このシーズンの試合が終わった今、勝敗にはあまり意味はありませんが、今季の私が持っていた力の確認は出来ると思います。来年にそれをどう繋げるかを考えて日曜日の練習試合に臨みました。

最初に合宿を開始したときゲストに安達・直原さんをお迎えしました。当時は45歳の部で全日本チャンピオンで我々は一度3位になったくらいの時です。誰も知られていないということは悲しいことです。上の方の方たちがとても遠い存在に思えました。そんな時高宮さんと・今後の為にこの合宿を沢山の人たちが来てもらえるようないい集まりにしよう、そして目標は100人で合宿ができるくらいにしよう・と。発端は青山さん(JOMO)がコタツにあたりながらそう言いだしたのですけど、そうなれるようにメンバーがテニスで成績を収めればきっと集まってくれるはずだと信じていたのです。最初に来ていただいたのが安達・直原さんでした。当時は30人くらいでしたが、お二人の試合の心構えや信頼感についてなど色んなことをお話いただきました。その話に感銘を受けテニスを頑張ろうとその場にいた人たちは襟を正したものです。そこが全ての始まりだったのかもしれません。そういった意味で、お二人には言葉では言い尽くせないほど感謝しています。時は過ぎであれから15年以上経ちました。今や私がこの回の最年長に近いところになってきています。今回2次会で悦喜さんから・なんでもいいから・ということで言われました。おそらく趣旨は違ってもっと面白い裏話なんかを話せばよかったんでしょうけど、私には思いつくものはありませんでした。その時、ああこんなことが昔あったな・我々も安達さんたちに同じように頼んだのだったと、ふと思い出したのです。私はこの青年会の経緯と思いを簡単に話しました。最初はざわついていたのですけど、みなさんが水をうったように静かになり私の話を聞いてくれました。ペアとは難しくもありますがお互いが尊敬して尊重していればいつまでもやっていけるでしょう。自分のことだけを考えていればペアは一日も持たないでしょう。二人がシングルをやっているようにお互いが一人のプレーヤーとして動いているように見えるときペアとは素晴らしいものだと感じます。私は人の大切さをこの合宿を通して知りました。と同時に人への尊敬、尊重があるときテニスの神様は見ているのだということも実感しました。私はこの合宿が私たち発起者の代で終わらないで欲しいと願っています。この会が法人ということではないですが、生命を持っているものならば、生かして育てていくことが私の使命かなと考えています。私たちの思いをどうか繋いでいってください。

日曜日、我々はかなり集中して試合に臨みました。その為か畑本・仁方越；1、大関・近藤：0、松本・橋本：1、男座・?：2で全勝しました。短期決戦の勝負では先手必勝です。また来年やりましょう。佐藤さんは素晴らしいボールが出てきました。もう少しストロークが安定すれば怖い存在となります。勝負どころでの間とかコンビネーションも矢田さんとできればきっと上位に食い込んでくるでしょう。合宿に来てよかったと思っていただければ幸いですが・・・

2015.11.9
今日は大阪市の靱テニスセンターで第８回アジア選手権の予選会が行なわれました。7.8の土日が天候不順で延期となったものです。選手役員関係者の方々は休みも取り参加されたので大変だったでしょう。私は平日も休めますので、こういったいい試合を見れることはとても嬉しいことです。サーフェスがハードコートですので雨が降ると滑りやすくテニスができない状況です。私もかつて豊中のコートでやったことがありますが、本当に危ないものです。選手が怪我をしないこと大切に考えて中断やスタートを遅らせるなど配慮が十分すぎるほどなされていました。来週には世界選手権に出場するメンバーもいるからです。
私が着いたのは１１時前でしたがちょうど昨日の２次トーナメントの最終戦が行われているところでした。女子の最終戦（４出し）小谷・大槻（ダンロップ）-中川・山口（ナガセケンコー）の対戦です。小谷ペアは皇后杯2位、中川ペアも前衛は違いますが4本に入り、この対戦は順当なベスト４決めかなと思われます。小谷ペアは立ち上がり思い切りよく先制し3-0とします。ここからどうしても大事に行くのか今まで攻めていたところをロブでつなぎに入りミスが出ます。前衛も今までとのリズムに微妙に差が出るのでちょっと迷いが生じます。思い切りが少し欠けたように見えるのはそういったちょっとした後衛のボールの変化との間合いの差ががあるのですけど、きっと分からないのでしょう。落として3-1。次のゲームも同じように大事に行きかけてデュースが長くなります。お互いに決め手に欠きます。何度目かのデュースでこ谷選手がラリーからツイスト。これが決まり、次のポイントをボレー決まって4-1。最後のゲームは思い切って打ち出して優位に進めます。そこから上げるロブには効果もあります。上げてミスを待つだけではなかなかポイントにはなりません。最後は中川選手が打たれて凌ぎ続けたのですけど、それにはやはり限界があります。何度もいうのですけど、ソフトテニスはポイントを取る競技です。。規定の数のポイントを取らなければ決して勝ちはありません。サッカーやラグビーなどのように時間の中である意味ではとった得点を守り続けて勝つことのできる競技ではないのです。
男子は既に２次予選が終了していました。篠原・小林、長江・水澤、安藤・安藤、船水・九島が３次予選に進みました。まず最初は安藤・安藤-船水・九島の対戦。どちらも早稲田大学です。船水ペアが優位に進め4-0。簡単に決まるかなと思いましたが安藤ペア粘って4-2まで挽回。どちらかというとオーソドックススタイルの雁行陣がベースです。ただ平行陣ができないわけではなさそうです。岐阜の國枝さんとお会いしました。安藤・安藤ペアはジュニア時代から教えていた子供たちとのことです。小さな種が大きく育ったのを見るのは嬉しいでしょうね。ずっとジュニアの指導を続けてこられた情熱に敬服します。今日はお会いできてよかったです。さて4-2まで挽回したのですけど、最後はゆったりと広くコートを使われて凌ぎの展開でラリーミスで終わりました。船水ペア⑤-2です。
隣のコートでは長江・水澤-篠原・小林ペアの戦いです。長江ペアは天皇杯は４回戦くらいで姿を消しましたが、実力的には日本で屈指のペアでしょう。篠原・小林ペアは天皇杯も制して誰もが目標としているペアです。この２ペアの戦いはダブルフォワードです。カットサーブから入ると強打ができず返球がどうしても甘くなります。サーブ側が雁行陣なら後衛が下がる前に強打されるので前でネットプレーの徹したほうが有利になります。両方がネットプレーが上手くて片方が雁行陣だと２対1でテニスをすることになりますので雁行陣は不利です。前衛が死んでしまうからです。そうなると対応はダブルフォワード同士の戦いとなるのでしょうか。硬式のダブルスは殆どがダブルフォワードです。もちろん上級者の場合ですが・・それは同じ理屈からでしょう。
私は全日本インドアでのダブルフォワードの戦いは見たことがありますがシーズン中でのダブルフォワードの試合を見たのは初めてです。冬の大会で選手たちは体の動きも80％くらいで、まあ勝てたら勝てたでいいかくらいの気持ちでやっているように感じています。ですからもう一つソフトテニスの醍醐味がないなと感じていました。やはりソフトテニスは技術的にももちろんですけど、ボール扱いの極限を追求した人たちによる戦術的な素晴らしさを見せて欲しいのです。雁行陣では勝てなくなっている今のテニスが本当にそうなのでしょうかと今はやはり疑問を持っています。何かブレイクスルーはないのでしょうか？ソフトテニスやテニスの世界だけでなく目を外に向けることも必要かもしれません。韓国や台湾が打倒Japanでソフトテニスの戦い方を超えてテニスの戦術を取り入れたように。そしてカットサーブをそのために強化したように。
それはさておき、現在のこの２ペアのダブルフォワードは日本では最高水準にあるのだと思います。カットサーブの安定性も抜群です。靱コートはハードコートです。ですからカットサーブはよく効きます。入る確率も高く、ほとんどカットダブルファーストです。バウンドは低く返球には苦労していますが4人ともまずレシーブミスはありません。鍛えられていますね。死角に打って上げたボールをスマッシュする、フォローする。二人の中央に強打しボレーボレーに持っていくか、時折レシーブをサイドに打ち意表を突くかの展開です。戦法はそれほどバリエーションがないので、技術力の勝負となっていきます。展開でどうするのだろうかと見る方も余裕がありません。ボレーボレーが上手いほうが勝つのだなという技術力勝負の世界が広がります。すごいな・という驚きはあります。長江選手や篠原選手の後衛としてのラリー力はよく分かっていましたがボレーやスマッシュ力があれほどあるとは正直思っていませんでした。ビデオや本の解説では納得できないものがこうして真剣勝負を見ると分かります。確かに技術は素晴らしい、そして日本のソフトテニスにはやはり華麗さやスマートさがあります。何回か韓国に行って一般男子の試合を観ます。流石に勝負の一本はすごいし運動能力の高さ、体の強さは素晴らしい。でも何かしら洗練された華麗さや美しさに欠けているのです。今日３次戦を行っている４ペアのプレーをじっくり見ましたが、スポーツの素晴らしさを実感します。流れるようなリズムとその中で４人がバランスを保ちながら動いている静と動の躍動感を肌で感じます。ソフトテニスの理想は何でしょう。やはり勝負事ですから勝つことは根底にあります。参加することに意義があるというのは、それも一面ですがではなぜ参加するの？を突き詰めていけば、やはり最終的にはチャンピオンになることを求めているわけです。一年中に大会はたくさんあります。そこで多くのチャンピオンが生まれています。しかし本当のチャンピオンは一人でしょう。それを決するのが全日本選手権です。その日のために皆何十年となく努力を重ねて大会に臨みます。本当はそこで勝つ人が真のチャンピオンなのですけど、それだけではないような思いもあるのです。
チャンピオンオブチャンピオンはどういった人なのでしょう。ソフトテニスのチャンピオンは一体どのペアなのでしょう。私が理想としているのは、やはり姿も美しくあって欲しい・無駄な動きもなく、無駄な力も入らない、予測も技術力も心も安定して逆境にも決して怯まない、試合中も孤高にして冷静沈着だが体から闘志が消えることのない心技体を保っていられる人たちのペアであること、そして勝ち続けることができる・・それが真のチャンピオンであると思っているのですけど。

今日の篠原-長江戦はとても素晴らしいダブルフォワードの試合でした。できれば最後まで見たかったのですが2-2で降雨中止となりました。幸い４ペアはナショナルチームです。その合宿かどこかで決することができるでしょう。わかりませんが今日の感じでしたら、篠原・小林、長江・水澤が抜けているかな・そこに船水・九島が崩せるかな・という印象でした。シングルはわかりません。

今日は篠原選手のお父さんにお会いしました。篠原さんは私の母校の群馬大学の先輩です。私が学生の頃はまだ24～28歳でしたので現役バリバリでよくコートにも来ていただいていました。ただその頃私はまだまだテニスに集中できていず相手をして頂くこともありませんでした。今日お声をおかけして、ご挨拶できたのは良かったです。篠原・鈴木ペアで成年の頃は大体全国大会でも入賞はされていたと思います。かつての名選手の息子さんたちを日本の代表に育てられて今は追っかけの人生と仰られましたが、まだまだご自身にもテニスをやっていただけないかなと思っているのですけど。


2015.10.15
先日、大阪ﾚﾃﾞｨｰｽｸﾗﾌﾞ対抗戦があったのですが3日後の10/11今度は大阪府加盟団体選手権がありました。女子の参加のみでしたが今年の女子には期待をしていました。纏まりだけでなく勢いがあります。こんな時は突き抜けてしまうものです。流れ、勢い、風とかで表現されますが、全体の力というものは本当に大きいと思います。結果が遠く富山まで届きました。尤も今はメール、携帯電話など世界同時性を持ったツールが氾濫しています。情報はほぼ同時に共有できるのです。
メールから届いた報告は、優勝しました！、みんな頑張りました！！　でした。
大阪府の加盟団体選手権では男女通じて八尾市の優勝は初めてではないでしょうか？今年は歴史を刻んでくれます。それでいいのです。新しい空気も流れ始めました。新人たちもどしどし八尾に参加し始めてくれています。八尾の雰囲気が気に入ったならここのクラブに入って欲しいと思います。お客さんで来てくれるのもいいですが、出来たら一緒にクラブを作り上げて欲しいと思います。クラブの雰囲気は八尾らしくあっさりとした感じです。昔からくるものは拒まず、さりとて去る者は追わず。冷たいという人もいますが、人にはいろんな事情があります。ですから出来るようになれば再開できるだけの隙間は開けてあります。扉を開けるのも出て行くのも自由です。入っている間は仲良く楽しく過ごすことが出来れば幸せな時間を共有できると思うのです。ただ、基本はソフトテニスを通じての仲間であることです。いつしか、ゴルフや旅行や遊びばかりに集まる遊びの集団とならないように気をつけたいものです。社会人になってもソフトテニスの魅力を忘れないで年代とともに変化するこの競技の多様性を追求して欲しいのです。若い時に成らなくても、人には成長する度合いが違うので、咲く花の時期も違うようにいつかはピークを迎えます。その時期を誰も予測することはできません。一人ひとりがオンリーワンなのですから。

2015.10.9
10/8は大阪府ﾚﾃﾞｨｰｽｸﾗﾌﾞ対抗戦でした。1ﾁｰﾑ5ﾍﾟｱの団体戦で参加は上級43ﾁｰﾑです。ﾚﾃﾞｨｰｽのｸﾗﾌﾞは大阪には沢山あります。かつては大阪OB会、東大阪ｱﾐｰ、堺ﾚﾃﾞｨｰｽ、吹田ｸﾗﾌﾞなどが強豪でしたが、最近は若手が多く入っているｸﾗﾌﾞや上手く入れ替わっているところなどが上位に顔を出しています。また平均的に層の厚いｸﾗﾌﾞが有利となります。5ﾍﾟｱの団体戦は1,2ﾍﾟｱが強くてもｵｰﾀﾞｰを外されると番狂わせも起きやすいのです。八尾市STAは最近いろんな人が新規加入してくれているのと、割と同年代の人達が多く和気藹々とやってます。なかなか纏まって練習できることがないので、指導部の東西田さんが数年前「女子練習会」なるものを立ち上げて月１回練習会を行っていました。最近仕事が多忙となり中断状態ですけど、その頃の貯金が今頃出てきているのだと思われます。やればすぐ身になるものと違って長い年月の熟成が必要とされる酒のようなものです。頑張ったことは決して無駄になることはないでしょう。努力の成果はいつ現れるかわかりませんがそれもまた、その人が本当に必要とされる時に出てくるような気がしています。いろいろ経験を積むとなんとなく社会の法則のようなものが見えてくることもあるのですね・・。
2日たち、彼女たちは試合の余韻に浸っている人もいれば筋肉痛で呻いている人もいるでしょう。そうでなくても試合は緊張するし、逆モーションの連続ですから体が悲鳴を上げるのも無理のないところです。今日10/10は八尾の練習日でした。何人かが練習に顔を出していました。明日10/11に大阪府の加盟団体選手権があります。昨年から男子はエントリーしていません。参加メンバーがいないからです。大概過去は参加して入賞していたものですが近年その意欲も失せているようです。大阪府の市の協会として東大阪、吹田、八尾、堺、箕面、豊中などが団体として引っ張ってきていたと思うのです。しかし、ここ２，３年堺、吹田、八尾などがこの大会に不参加です。団体の老齢化、若者の意識の変化などからチームとしての力が弱体化してきているように感じられるのは私だけではないと思うのですけど。加盟団体戦に八尾から女子は参加します。先日のメンバーの何人かで構成されるのです。今日は彼女たちと試合をしてその調整を行いました。女子としての弱い点はロブやショートボールに対応するのが下手だと感じます。後衛の処理対応もそうですが前衛もまた然りで変化に対して適正なポジションチェンジができていないのが現実です。ロブを打った場合サッと中間位置に移り相手後衛の打つボールに対応すれば殆どポイントは出来ると思うのです。適正位置にいないから次に動けない・・つまり予測もできないわけです。前衛も後衛も予測が大部分を占めます。最初の一歩が大事と言われますが、一歩をお踏み出す前のポジションがいかに大切かを考えて欲しいものです。次に何気なくサーブを打ちますが、サーブのコースと速さ、長短は使い方で本当に有利なのです。女子がレシーブを取る理由が私にはわかりません。シニアでも60代になるとレシーブを取るペアが増えます。本当にそれが正しいのでしょうか？もっとサーブをしっかり練習すればいいだけのことだと思います。そしてレシーブコースの打ち方に信念がなさすぎます。ミスしたくないから入れに行く・・うまいチームはそんなことはお見通しです。簡単にポイントされるのです。いつ何をするのだろう・・と相手が考えてくれさえすれば、もうすでに有利に立っているのです。そしてポイントが取れるイージーボールは積極的にポイントの取れる展開に持っていくレシーブをしなければなりません。前にも書きましたが、ソフトテニスはポイントを取りに行くゲームです。決して相手のミスを待つゲームではないのです。自分がやりたいことをコートで表現して、思ったようにできて勝つことが出来れば嬉しいし楽しいしそれが間違っていなかったことの証明です。他人任せにボールをただただひたすら送り続けることはきっと不満が残るでしょう。そんなテニスもあるよと言われるかもしれません。やるなら完全に徹底すればいいと思います。しかしそんな人に出会ったことは今までありません。
勝とうという気が技術を押し上げます。魂をボールに吹き込みます。その迫力が体を前に動かしボールにちょっとした変化を生じさせるのです。今までとほんの少し違うタイミングでボールが行きます。なぜだかミスをしてくれます。何故だかではないのです。それだけ自分のボールが生きているからなのです。そこをわかって欲しいのです。声を出せばいいというものではありませんが、声を出して自分を鼓舞して行くことに意味があるのです。そんなことを考えてやってみてください。
10/11加盟団体、10/20近畿ﾚﾃﾞｨｰｽ団体戦と試合が続きます。いい報告を待っていますよ＼(^^)／

2015.10.6
前回岡山に帰省したとき、気にかかっていた天石門別神社（あまのいわとわけじんじゃ）に行ってきました。今更ながらに私は自分の町がどのようなところであったのかを知らないできたと思います。子供の時、本当に車も通らないような田舎町に生まれ、テレビの普及とともにその小さな窓から飛び込んでくる夢のような情報は自分の住んでいる町とのギャップを一層際立たせて見せました。おとぎの世界とも変わらない審美的な魅力がありました。検証することができない２次元の世界に早く飛び立ちたいとだけ思っていたのでしょう。大人たちも新しい異世界に希望を持っていたことでしょう。自分の子供たちをこの小さな世界に縛り付けておくわけにはいかないと・・きっとそう思っていたでしょう。・・その結果、50年たった今、ふる里は限界集落にならんとしています。私が子供の頃に旧町内にあった5つの小学校は私が田舎にいるときに統合され１校になりました。子供が自分の手元から離れて行くと急激に寂しくなります。町も同じで学校がなくなると火が消えたように静かになってしまうのです。未来は見えなくなります。そしてそれがわかったときはもう遅いのです。字や村が合併して町となり、そして町が合併して市となります。そしてこの先、県が合併して道州になるかと・・大きな組織のトップになるのは権力者の夢かもしれません。小さな社会が寄せ集まって大きな組織を作るよりも合理的かもしれません。インターネットを使えば情報は日本中同時性を持つことができる、何の不安もない・といいます。本当にそうでしょうか？皆さんは今の日本を幸せだと思っていますか？私はある面ではそうかなと思います。物質的には恵まれました。早くアジアの中では急速な工業化を遂げたため先駆者の苦労はあった反面、豊かになり世界中の原材料をかき集めて加工品に付加価値をつけて巨万の富を築きました。そして生活の中に人の手をかけないで済む便利な機械を生み出していったのです。今や手のひらの中に情報があります。日本中に張り巡らされた多くの金融窓口（コンビニ）でほとんどのことができます。これも全て先人の努力のおかげです。我々がしてきたことはまさに今の世界を作り上げることでした。子供の時に漫画の世界でしか見れなかったことが今や殆ど現実になりました。私の頭にはもはやこうなったらいいなという未来のビジョンがありません。それが年老いていくということなのかと寂しくなってしまいます。
そして無くしてはいけなかったものは、人を思いやる心でしょうか？自分ひとりだけで生きているのではない・・と教わり教えてきましたが、人とかかわらず一人だけで生きている人も多い時代になりました。若い人は子供の時からパソコン、スマホといった機械とコミュニケーションを取っています。人よりもバーチャルな世界の言葉を信じています。人は攻撃の対象でしかなさそうです。成人は仕事でも家庭でもパソコンから得られる情報で暮らすことができます。人と話さなくても、良質な情報は入手でき、会話せずとも素晴らしいものが購入できます。美味しいものがどこにあってどうすればいいかも簡単に分かります。どれが自分に合っているのか・シミュレーションをいたるところで機械がやってくれます。人には人同士で主観を交えた会話よりももっと素晴らしい判断をしてくれる機械というメイドがいるのです。会社のオフィスを見てください。手足を動かしている人より、一点を見て手先だけが異常に速く動いている人が殆どです。パソコンのなかった時代はどうだったのでしょう？もっと考えること、やってみることに主眼を置いてはいなかったでしょうか？今は○か×かを判断しているだけではないのでしょうかね・・
老人はもっと悲惨です。子供も成人も一人の世界から出てきません。友人は足がなくて家から出ることもありません。親のことを四六時中気にかけている子供もいるはずもありません。会話がなくなれば痴呆も急速に進みます。そしてどこに行っても誰にもわからない。歩けない人は孤独に死んでいくだけです。テレビでは孤独死した老人の話が何日化に一回は必ず聞かれます。それくらい人は急速に意思の伝達能力を失ってきているのです。挨拶しない、目を合わさない、人の話を聞かない、会話ができない・・当たり前ではないでしょうか？そういった社会にしてしまっているのですから。それでいて自分の損得には非常に厳しい・・当たり前です、そういった個人だけで生きていける代わりに信じるものはそれだけなのですから。
そうです、無くしてしまったものは・他人と共存して生きる心・なのでしょう。
それと同じように私たちは50年前に抱かされた幻想によって日本を・個人の中にあった故郷を捨ててしまったのです。メーテルリンクの青い鳥ではないですが、日本は素晴らしい国です。どこに行っても土地が綺麗に整備されています。太古より祖先たちが繋いできた土地の重さをまだ今の人たちは理解しているのです。でももう限界です。その意志を継ぐ若者はもういません。私がたとえ田舎に帰って土地を耕したとしても、私の子供は帰っていくはずもないのです。私はその天石門分神社に行くために旧私の町、英田町（あいだちょう）の合併前の河合村地区に行きました。大学時代に一度行ったことがあるのですけど、今のような気持ちでその辺を見たわけではありません。ですから、いかにその辺が昔裕福だったかが今はよくわかるのです。そんな山奥であるにも拘らず、道も土地もよく整備されています。ひとつの家々がとても立派です。色んなところを見てきましたが、その中でもかなりグレードが高い家々だと思います。決して街に出なくても幸せに暮らしていけるんじゃない・・我々は一体何を求めて都会に出たんだろう・・という気持ちにさえなるのです。あと50年後この家にいやこの土地に一体何人の人が住むのだろう・・江戸時代何かに比べればはるかに今の方が人口は増えています。昔は土地から得られるコメ、作物が必要でした。日本中に均等に人は分布していました。今は今日もTPP大筋合意・・ますますどこにいてもお金さえあればいろいろな物資を居ながらにして手に入れることができるようになります。猫のひたいほどの土地は必要でなく、生活するに便利な、お金を入手する仕事がある小さな狭い危険な都会の出ていくのでしょうね。神社に着くまでにそんなことを思ってしまいました。人は水の流れと一緒です。せき止められたり流れの方向が変わると決して元には戻らないのです。

とても山深いところに神社があるかと思いましたが、意外と村から近いところにありました。神社の近くにダムがあります。友人の家々も何軒かは湖底に沈んでいます。そのダム建設で作られた隧道を抜けると吉井川の支流吉野川のそのまた支流の河合川が勢いよく流れています。そな川に沿って神社の鳥居が見えます。その鳥居までは車でいけそうです。細い道・やっと車が通れる砂利道で橋も小さなものですが渡ると左手に
これまた可愛らしい田舎道があります。少し進み駐車場・ではなくただの空地ですが、どうやらここに車を停めないと先には勧めません。川の流れはかなり激しく・今年は水量が多いのでしょうか。蜩の物悲しい鳴き声と相まって夏の終わりを感じさせます。天石門別神社と記された鳥居は意外と新しく最近のものと見えます。鳥居を過ぎると右に石段が有り本殿があります。手水もかなり古い感じですが、神社の由来が書かれた木の札があります。天手力男神（あめのたぢからおのかみ）を祭神としています。建立は古く、大吉備津彦命自らが行ったとあります。背には琴引きの滝という小さいけれど美しい滝があります。本殿その他が元々あったのは実際はこの地ではなくダムの底に沈む運命にあり今の地に移設されたようです。昔は広々とした神社だったのでしょうね。琴引きの滝のあたりは何となく高千穂の辺りの風景に似ています。命も霊験あらたかな・・というものを感じたのでしょうか？今は普段は無人の神社です。年に10回ほどある祭事に氏子たちが集まります。月１回ほど・といっても田舎で人のいないところでは引切り無しという感じでしょうね。神々は日本中にいます。自然はすべて神なのです。八百万の神ということの意味がやっとわかってきました。自然と同化して生きること、それが我々の生き方、全てのものに尊厳が有りそれらを尊重して生きていくことが幸せな生き方なのだと。高千穂でも宮司さんから教えてもらいました。神は元は人間です。世の中で人のために功績があった人が神格化されて大切にされる・それを崇めるという表現で現します。神を敬うということは人そのものとその功績を敬うことなのです・と。
この神社は別名を｢滝の宮｣といわれます。琴引きの滝のそのまた奥には豊かな水源があるのでしょう。水は農耕のためには大切なものです。絶やさないように水を守り続ける神様としてこの神社は存在してきたのです。2000年もの間、人々を見守り続ける神社を人は忘れようとしています。日本中にはこのようなお宮がきっと数多く存在するでしょう。神が消えていくことは共存している人間も消えていくことと同じなのではないのでしょうか・・。
2015.10.2
今日は大きなショックがありました。ソフトテニスマガジンの11月号を手に取ってページをめくっていくと訃報－文違菊代選手－・・の文字。まだ若いはずです。私が大阪に来てソフトテニスを再開し雑誌を購入し始めた頃成田高校２年生で高校ソフトテニス界では不動の位置を占めていました。山田選手とともに大きく取り扱われ、その後の10年間くらい女子の頂点を守り続けたといって過言ではないでしょう。その間、ライバルとして東芝山田・西田、カワサキ吉留・松本選手など多くの名選手と共にひとつの時代を築きました。彼女はまさにその中心にいて太陽のような存在だったと思っています。誰もが言うように・これほどの大選手は今後出ないであろう・と。精神力、技術、体力それらが全て備わっていたように見えました。一度も話をしたことはありません。しかし彼女は何度も全日本インドアで私の目の前でプレーをしました。一度だけ試合球が観客席に転がってきたことがあります。返すと丁寧にペコリと頭を下げて小さく・すみません・と言われました。小さなことですが、こういったこともできない選手もいるのです。大胆さと繊細さを兼ね備えていた感じがしました。彼女の持つアスリートとしてのオーラはまさに一流を超えていたように思います。彼女はきっとどんなスポーツをしてもトップ選手になったに違いありません。硬式テニスをやったならばきっと世界の舞台で頂点まで行き、世界中を飛び回っていたのではないでしょうか？
記憶にも記録にも残り、きっと誰からもスポーツマンとして愛され尊敬される選手はそう多くはいません。たとえ少しくらいマイナスの点があってもそれを覆い隠してしまうくらいの大きさを持っていた人だった気がします。例えば長島さんや王さんのように。彼女の1ファンとしてソフトテニスに一途な彼女をずっと見てきました。やはり今更ながらに彼女のスケールは大きく、未だに追いつける人は出てきていません。彼女は銀幕のスターのように凛として華やかで力強い大選手というインパクトをソフトテニス界に残して消えて行きました。選手として数年前に去り、また人の世界から旅立ちましたが、彼女の残したものは計り知れないものがあると思います。皆があのような選手にどうしたらなれるのか・・を本当に追求したら、アスリートのレベルはもっと上がるのではないでしょうか・とさえ思えるのです。私はひとつの時代が終わった・と今思い、寂寥感に包まれています。ご冥福をお祈りします。

2015.10.1
10月の声を聞き急に寒さが感じられるようになりました。インディアンサマーという言葉も定着しかかってきたように思いましたが、昔の日本に戻ったような季節感が今年はありましたね。ただ台風の進路などを見ていると決して昔と同じではないのだと思います。これからも亜熱帯性の気候から生まれる豪雨や竜巻などが人々を苦しめるのでしょう。

大阪府選手権が終わり一挙にオフシーズンに突入していきます。ローカル大会が秋には犇めいていますが今年は少し出場を控えていく予定です。基礎体力の低下もあり少し地道なトレーニングも必要かと考えています。また基本的な技術を少し見直していくことも丁度いい機会かとも思います。今更と言われる方も多いでしょうが、Videoなんかで自分のプレーを見てみると本当に基本がいい加減だと思うのです。最近高校生に言っていることが果たして自分にはできているのか・問いかけてしまいます。先日栢野先生に私のプレーを見ていただいて感想を聞かせていただきました。その評価は私なりに判断すると5段階の2くらいでしょうか・・でもそれが真実だと私には分かっていました。誰も指摘していただけないのが不思議に思ってしまうくらい私には多くの穴があります。それは学生時代に血肉と同化するくらいに練習して体得した技術ではないからだと思うのです。私たちが初心者の教室や社会人から始めた方々を指導してある程度のところまで持って行ってあげることはできます。しかし彼らは血反吐を吐くほど繰り返して練習をしてはいません。ベストの状態のプレーはできるのですけど、試合をするとより厳しいプレーの応酬となります。そのギリギリ限界のボールが取りきれないのです。そこが大切なことなのです。頭で考えて理解するだけではなく、そこを超えたものが存在します。同じボールでも同じように打っているのに弱気で打っているのと強気で打っているのでは全然ボールの勢いが違います。緩そうに見えるサーブでも魂を込めて打つときは何故だか簡単にネットしてくれたりします。反対に無難に入れたものは難なく返されるというより相手の魂が入って返ってくることが多いのです。一気に形勢が逆転します。リードしたからといって返しておけば相手がミスをするというのは大きな間違いです。綱引きをして自分の陣地に引き込んでもそこで少し緩んだだけで一気に形勢は逆転します。形だけ守勢に回っても決して均衡が保たれているのではないのです。圧しているときはその力を感じてはいません。しかし圧されているときは凄い圧力を感じます。跳ね返して更に強い力を出さないと逆転することができないのです。ポイントを取るゲームです、ソフトテニスは。失点を待つゲームではないのです。失点があればそれはラッキーです、それ以外何もありません。それを期待するより、自らポイントをどうやって取るか、それをソフトテニスでは考えなければなりません。
技術の限界が何なのかはわかりません。しかし試合の中で生じる瞬間の判断の中でできるしっかりした技術を確立することが必要とされています。２ﾊﾞｳﾝﾄﾞするまでは決して気を抜くな・と教えます。でも人はついつい自分が納得のいったプレーをすると気が抜けます。相手がそれを読んでいたり、その瞬間のラケットワークでスーパーフォローなどが出ると気が抜けているので対応できません。そこから逆転されることも非常に多いのです。
先日バレーボールのワールドカップをTVで観戦しました。日本男子は最終結果は結果6位、ランクは20位だったので善戦だったと言えるでしょう。女子も5位、こちらはランク5位ですから実力通りの結果でしょうか？今回は若手の台頭が目につきました。男子は特に4人の若手がそれぞれの個性を活かして顔を出しました。2名は定着、あと2名はまだこれからといったところです。若い人が出てきて活躍すると途端にそのスポーツの人気が高まります。競技人口が増えると優秀な人材が出てきます。底辺が多くないとトップの水準は上がりません。少数精鋭もいいでしょうがまずはそのスポーツをやってみようという気になることが大切なのです。ソフトテニスも今まで中学校がクラブ活動として取り入れてきました。自然と努力はしなくても競技人口が保たれてきたのです。しかし今や硬式テニスがソフトテニスと同じいやそれ以上のジュニアの競技人口を占めます。硬式テニスの競技者の増加はクラブチームや私設のテニススクールの増加によりテニス人口が増えそのジュニアが幼少から硬式テニスに馴染むことから始まっていました。今やその人たちが大人になり教師にもなります。ソフトテニスは簡単に硬式テニスに移行していきます。中学、高校からソフトテニス部が消えていっているのが実情です。八尾市の中学も昭和53年には１４校がソフトテニス部を持っていました。しかし現在はたった２校です。硬式テニスを熱心にやっている先生が赴任すると数年するとソフトテニス部が硬式テニス部に移行していきます。それを外部の我々は止めることができません。八尾市の硬式テニス化は原因があります。八尾高校、山本高校という八尾市の中心高校は硬式テニスを採用しています。ソフトテニス部はありません。その高校を卒業した人たちは教職となり八尾市に帰ってきます。硬式基盤の八尾市が硬式化するのも必然ではあります。もう一つはプロスター選手の台頭、今は錦織選手です。誰でもトップ選手がいるスポーツに憧れ、同じようになりたいと思います。一時下火だったテニスも彼のおかげで息を吹き返したのです。
バレーボールに話を戻します。サーブでも120km/hをだすことができるのにはビックリです。アタックもそれくらいでます。ラケットを使いソフトテニスでは130kmくらいが速いほうだと言われます。あの大きなボールをその速さで打ち、それをまたレシーブする。我々がそのボールを受ければ怪我をするか骨折するでしょう。事実ノータッチも多いのです。しかし彼らは打つタイミングに合わせてジャンプしブロックもし、またコースを読んでレシーブします。そしてセッターの位置に返すことが出来るのはすごいとしか言いようがありません。ここまでは基本技術なのでしょう。バレーボールではレシーブ側がほぼポイントを取ります。ラリーポイント制に変わってからはサービスの強化も行われましたがやはりレシーブ側でポイントを落とすとそのセットは厳しくなってきます。気づいたことがあります。１回目のレシーブに対してはほぼ確実にサインプレーで行われています。しかしそれがブロックで返ってきたりするともはや個人技術でしかポイントはほとんど取れないということです。それは日本だけでなく対戦国が皆そうでした。サインプレーでないプレーにはほとんど技術の差は認められません。ラリーが長つ続けば選手同士の何らかのコミュニケーションが瞬間的に行われなくては相手に悟られないアタックを打つことはできないのです。ラリーが長く続けばブロックポイントが増えるのがはっきりとわかりました。アタックは思い切って飛べない・ブロックは余裕を持ってタイミングを取り飛ぶことができるからです、きっと。
契約プレーでは確実なポイントを取る。ラリーが長ければ個人の力がポイント獲得に大きなウエイトを占める・・それはソフトテニスと似ています。まあバレーボールは元々テニスから派生したスポーツです。言葉もボレーボールなのですから。ソフトテニスも先ずは基本のサーブレシーブを確実に行うようになること、次にセオリーといえるプレーが確実にこなせるようになること、三つ目に個人の技量を上げることの順番でしょうか。個人の技量にばかり目が行く我々ですが、果たして前二つのことがちゃんとやれているのでしょうか？私はそこを見直してみようと思っています。

2015.9.26
仙台から帰り9/14～18までは岡山の実家で過ごしました。夏は過ぎましたがまだ少し残暑はあります。ツクツクボウシとヒグラシが名残に悲しく鳴きます。ただ昔は聞こえなかったミンミンゼミがこの時期に鳴くのです。真夏は亜熱帯化している現在では出てこれないのでしょう。少し季節をずらせて秋口に地上に顔を出す。生き物も地球の変化に対応しています。そして曼珠沙華、彼岸花が赤い色を田んぼや畑の畦に一斉に咲きあっという間に埋め尽くします。地中温度の変化でしょうか・お彼岸をまず外さないで季節を伝えてくれます。彼岸に里帰りは珍しく、何年かぶりに墓掃除とお参りをしました。秋の木の葉の落ちる前です。これからますます寂しくなります。庭の小さな畑に植えたキュウリ、なす、トマトは大部分が役割を終えています。トマトは畑に立つといい香りを立てています。これからできるもののために畑を耕し、キャベツ、ブロッコリー、玉ねぎと鹿児島で買ってきた桜島大根の種を植えました。手間をかけて間引きや追肥などをしなければいけませんが、そんなにいないので簡略化した方法で行います。うまくいくでしょうか・・？
大阪に帰って4～5日後に母から芽が出ていると嬉しそうな声が電話から聞こえました。足の悪い母が畑まで行って見てくれます。彼女の生きがいになればいいかもしれません。
田舎に住むと過去からの伝統行事がたくさんあります。今回はお彼岸に近所の数軒が集まり共同のお堂に祀られている仏像を拝む行事がありました。殆どが私より若い人たちです。仏教に対する信仰心が決してあるわけではありません。でも伝統行事を自らの手で終わらせてしまうのは忍びないとの・思いからでしょうか般若心経を唱えます。子供の頃は可笑しくて仕方が無かったこのお経が長く続けているとある種の風物詩のようになっていることに気付かされます。人は理屈だけで生きているのではない・謂れはなくともただ過去からの遺産を渡していくことにも何らかの意義があるのかもしれないと思うものです。
今年は私の実家が当番でした。次に巡ってくるのは3年後です。次はどんな思いを持つようになるでしょうか・・

大阪に帰り9/20は秋季八尾市民大会がありました。連休中ということもあり少し参加が少なかったように思いますが、シニア男子は盛況でした。男はあまり出かけずにテニスでもしていた方が害とならないのでしょう。女性や若者は少ない休みを旅などで満喫しているのでしょうか？
ｼﾆｱ45は50歳近辺、60歳近辺との大まかな分類をした4チームの2リーグを作りました。もちろん私は60近辺です。春に頼んだ丸山さんに組んでもらいました。最初の試合は高橋・小森ペアでしたが0-3までいきました。でも他のペアも堤下・東山ペアもいますし0負けするとリーグを上がれない可能性があります。何とか踏ん張ろうと集中して2ゲーム取りました。ここで小森さんが動き出し④-2で負けました。しかしこの２ゲームが実に大きかったのです。続く堤下・東山ペアには春の大会での雪辱をするべく最初から飛ばしていきました。意外と簡単に決着がつき④-1で勝利。堤下-高橋戦は④-2で堤下ペア。従って我々は+1、高橋0、堤下-1となり上位２組が決勝トーナメントに進みました。やはりリーグ戦は怖いものです。負けていても最後まで諦めないことが大切です。最終戦までは圧倒的優位だった堤下・東山ペアが結局落ちたのですから・・
準決勝は山崎・北口ペア。剛球山崎さんの容赦なく攻めてきますが最近では柔らかい短いボールも混ぜるようになりました。北口さんは速いボールにめっぽう強くレシーブもバックハンドが強烈です。ゲームも常に先攻され2-3まで。なんとか追いついてファイナルへ。ファイナルは山崎ペアのミスが多く勝つことができました。反対の山からは小西・渡辺ペアと高橋・小森ペアです。今日は小西さんの出来がよく、また渡辺さんとのペアリングも非常に良くて反対のリーグは一位抜けでした。最初はその勢いがありましたが、小森さんは小西さんをよく分かっていて後半は難なく処理していました。
決勝は今日の第１試合の高橋・小森ペアとの戦いです。若者ペアを押しのけて60歳代ペアが上がりました。２回は負けられないな！と臨んだのですけど、やや疲れが出たのかファイナル5-3まで行ったのですけど。そこからアタックミス、ボレーポイントなどで5-5。ファーストサーブのレシーブポーチ、最後はバックハンドへ打ったレシーブを死角に打たれてゲームセット。残念でした。折角近畿チャンピオンに勝ったのに！！

２日おいて9/23は大阪府選手権大会。毎年マリンテニスパーク北村で全種目を一堂に集めて開催されます。
やはり大会らしいなという感じです。府民大会や社会人大会など種目が細分化され日程、会場も年齢ごと男女ごとで分散開催されると何となく寂しいものですし盛り上がりにも欠けているような気がします。今回のように一堂に会するとそれぞれのクラスの雰囲気がどことなく華やいで活況を呈します。若い人のプレーを見るのも楽しいですし、同じクラブや知り合いの応援ができます。また見てもらうと元気が出るのも確かです。３年くらい前から阿部元理事長の肝いりで始めた試みです。お金は少し余分にかかるかもしれません。しかし、選手権はやはりこうであって欲しいと思います。
私はいつも他府県の選手とペアを組んで近畿、西、全日本と出ていきます。大阪では決まったペアがいないのが当然ですが実情です。東山さんと前衛二人で組んでみることを試みました。最初はうまくいったのですけど、次第に戦い方を研究され勝てなくなっていきました。でもやはり前衛二人の平行陣が強いのではないか・と思っています。今後共追求していきたいとは思います。
今回は夏頃南大阪クラブの吉野さんからメールを頂き、空いてるならどうか・とのことでした。吉野さんは2年前に急に肩が痛くなり・おそらく60肩だと思われます・がその間休養しておられました。少し良くなったので試合にも出てみたいと思うようになったとのことです。ではリハビリを兼ねてお願いしますということになって今回ペアを組むことになったのです。私が成年からシニアの最初にかけては吉野さんは全く違う世界の人でした。サーブは速く正確な自由自在なコントロールです。そしてストロークも速くキレがありまず勝つ要素が見つかりませんでした。東さんとのペアは本当に強かったのです。その頃あまり試合をしていただいたり組んでもらったりしたことのないヘボな私でしたから、今回お話を頂いたときは本当に嬉しかったし有り難く思いました。大阪の大会は決勝までは何度か行ったのですけど優勝はまだ経験がありません。若い時から一緒にやってきた東山さんは前回の社会人大会で優勝しています。今回はチャンスだから頑張ってみようかと思う気持ちになりました。普通なら全日本が終わると気が抜けてしまいます。でも今回は少しやり残したことがあり、またこの大会には全力を尽くしていくと決めていましたのでまだ心の張りが続いていました。
最初のドローを見て愕然としました。第２シード谷本・小森ペアのリーグです。ここか堤下ペア以外のところがいいなと思っていたのですけど、世の中は大体そうでなければいいなと思う方に転ぶものです。しかし所属クラブも違うのでもしかしたらそうかなとは思っていました。悪い予感が的中しましたが、まだ心にゆとりがあります。吉野さんは心の乱れもなくゆったりとしていらっしゃいます。やはり策があるのだと思いました。それともあまり苦にしていないのかでしょう。でも私は違います。彼らと戦うのは最終戦ですからそれまでにどう体をコントロールしていくのかが問題となります。圧倒的な心の強さと技術の自信を吉野さんは持っているように感じます。それは強い後衛が共通して持っているオーラを私が感じるからです。このトーナメントでは口ではやってみないとわからないと言いますが大体の勝算とその感覚は持っているのでしょう。何となく感じることができたとき前衛も包まれたような安心感を持って試合に臨めます。不安を持ちながら入る試合と落ち着いて余裕のある試合では全く違うものです。お互いがお互いにそう感じさせ合えば最高でしょう。しかし少なくともどちらかがそのオーラを発していればきっと試合は余裕を持ってできるはずです。
初戦は深田・後藤ペアです。一本目ダブルフォールト・・ん？？と思いました。吉野さんでもこういうことがある・・しかし1ゲーム目が苦戦します。先攻されるのとミスが多く連続ポイントとなりません。そしてボールが短い！サービスラインくらいからあまり後ろに飛ばないのです。試合前、OB会の人が・ボール短いよ・と言ってました。また本人も長くならないよ・・というのです。冗談だろうと思っていたのですけど本当でした。ずっとこれなら大変だなと思いました。ただ次第にボールのキレと長さが出てきて④-2で勝ちです。2ゲーム取られたのはこのペアだけでした。ﾘｰｸﾞ決勝は谷本・小森ペア。こことも最初はダブルフォールトから入りました。調子は万全ではないようです。1ゲーム目を落とし嫌な展開でしたが、2ゲーム目相手ポイントを小森さんがボレーミス。ここから流れが変わりゲームを取り1-1。それからもデュースで長引くのですけど結局ポイントは皆こちらについたのです。④-1でした。準決勝は厳しい４ペアのリーグを勝ち上がった前田・木村ペアです。60男子は力が拮抗していて誰が上がっても不思議ではないのです。ただ安定感に勝る前田ペアが上がりました。ここまで来ると吉野さんのボールが走り出しました。もはやコートの遠くにボールが飛んでいきます。打たれてから出ても十分間に合うくらいの勢いがありました。④-1で勝ちです。
決勝は今年の近畿チャンピオン、堤下・東山ペア。彼らは準決勝で福谷・林ペアとやり④-2で押し切りました。・・というよりGC2-0の3-2のポイントを林さんボレーミスで失いました。ここから流れがガラリと変わり出したのです。よく見ていなかったのですけどファイナルへ。結果はファイナル7-4で堤下・東山ペアの勝ちです。一本の怖さがありました。大丈夫だろうと妙な安心感を持つことが最もいけないことです。林さんは決して油断したのではないでしょう。ネット際に短いボールを送って完全に相手が追いつけないボールを送ろうとしたのです。しかし抜いたボールが一番難しいのです。少し力を入れ間違い短いとネット、長いボールを送りすぎるとアウト、丁度いいボールは攻撃される・・・難しいです。またどんな相手でも絶対に勝てるということにはなんの根拠もないのです。また根拠のある手抜きなんぞはありません。また再度流れを掴めばまた変わって来ます。しかしこの日は堤下ペアが押し切りました。
試合が始まりました。堤下さんは春先の近畿大会の時とは違って明らかに調子は落ちています。それは全日本の時からもわかっていました。ただ東山さんとのペアではなく、そこはまた違うかも知れないと思っていましたが、八尾市民大会でそうではないことが判明しました。思い切りよく何本もぶつけてきた春先の彼ではなく無難に返球する昔の彼がそこにいました。他方吉野さんは尻上がりに自分の昔のテニスを思い出しやりきろうとしています。この差が試合にはっきりと現れました。私はそれなら出るだけです。吉野さんが打ちコース変更はしないでしょうからコースに入るだけ・その作戦で行くことにしました。吉野さんはそんな僕の思いを分かってくれたのでしょう。ビシビシと打ち込んでいきます。東山さんも果敢に出ようとしますがはじかれたり、ウォッチしたボールがオンラインだったりと後衛のボールの勢いの差が微妙にでてポイントになりません。結果は④-0でした。終始余裕を持って出来たこの日は今年一番のテニスの出来でしたがそれは後衛の勢いと正確さ、そして安心感があったことでした。
吉野さんには今一度テニスで勝つ感覚を思い出させていただいて有り難く思います。秋の試合がまだ何試合か残っています。反省しながら確認と確信を持ちたいと思います。

2015.9.25
全日本シニアが終わり、雨の日を見越して9/14月曜日の変更不可の飛行機を予約していました。だから丸一日が観光となってしまいました。高田さんの発案で蔵王に行こうということに・車で2時間弱で充分行くことができます。19時までに空港に行けばいいいのでゆっくりと出かけて行きました。途中りんご園（梨、アケビ、ぶどう、なども）によって買い物をしたり、名爆を見物したりとでお昼頃に蔵王に到着。天候は怪しげでしたが山頂の雲はなくお釜のエメラルドグリーンは昨年のままでした。ただ火口湖への近傍に入山することは許されず遠巻きに眺めるだけでした。山は寒く長袖がないといられないほどでした。次は蔵王温泉に行きます。由緒ある温泉ということで楽しみに・・川をせき止めてあるような山の温泉というところです。入って見てびっくりは・何もない・ただただ湯に入るだけです。洗髪も体を洗う設備も一切が無です。体を湯でひたすら温めて湯治する・そんなところでしょうか・・女性軍はやはり近代設備の整ったところがいいようです。いつもは長風呂は大概女性ですが、今日ばかりは何もなく断然彼女たちが湯から出てくるのは早かったです。森林温浴といった風情で私は気に入りましたが。
時間を持て余して16:00くらいにはレンタカーを返し空港へ。手続開始は19時。それまでにまだまだ時間があります。ただ空港ロビーで待っていると次々と顔なじみさんたちがやってきます。皆さん、一日は観光をと廻ってこられた様です。長い待ち時間も、皆さんと少しずつ話をしているとあっという間にフライト時間になりました。いよいよ大阪に向け出発です。関西空港第２ターミナルでの最終バスには間に合いそうにないなと思っていましたが、預けていた荷物が真っ先に出てきて運良く上本町行の空港バスに間に合いました。そこから近鉄電車でまた20分。帰宅は午前0時前です。長い一日が終わりました。


2015.9.23
全日本シニア選手権が9/11~13と仙台で開催されました。その少し前から豪雨が栃木県や東北地方に記録的な大雨を降らせました。大会当日は泉庭球場のあるあたりではTVでも取り上げられるほどの雨が降ったようです。空港で待ち合わせた友人たちは、特別災害警報が出ているような所に行ってテニスの試合なんかをやっていいのだろうか・と皆躊躇していました。モラルとしてどうか・ということです。それに対して本当はソフトテニス連盟は何らかの意思表示をするべきだったと私は考えます。責任を取れない・誰にも判断を下せない・ではダメだと思うのです。中止にすればもちろんホテルや旅費大会へのエントリー費などの問題が出るでしょう。しかし、それは現場任せではいけません。しっかりした組織、責任ある団体として活動するものならば、明確な決断を困ったときこそ出さなくてはならない。今回、なし崩しに試合は行われていました。何事もなかったかのように・・でもそれは私は間違いだったと思います。せめてミックスの試合が始まる前、本大会が始まる前に、支部にやるならやるの連絡が回り、選手には通達がなされなくてはいけなかったでしょう。
さて、今回のｼﾆｱ55、60、65男子の部は開催予定の青葉山公園コートがクレーコートで使用不能になり急遽他のコートへの振り分けがなされました。単独でコートが移動した55,65歳はまだ良かったですが、60歳の部は泉コートの他のクラスの中に一部取り込まれ、また見にくいドームでさらに普通は考えられない仮設コート、しかも東西向きのラインはチョークという誠にお粗末なコートを使って行われたのです。条件は同じだという意見もあるでしょう。災害時だからしょうがないということも言えるでしょう。しかし、と敢えて言いたいのです。たかがテニスですが、一年間この日のために調整し、クレーコートだということでわざわざクレーコートのクラブに行って練習を重ねている人たちが大勢いることを忘れて欲しくないのです。我々はアマチュアです。だからこそふんだんに時間があるのでなく限られた範囲でできる限りの調整を行っています。ですから全日本選手権はそれだけの風格と格式を持ったものであって欲しいのです。一日ずれても参加者はきっとこの大会のためならば月曜日の所用は犠牲にしていたでしょう。最もいいコンディションで試合をすることがやはり大切なことだと思います。何が何でもどんなことをしても、どんな状態でも試合をこなしてしまえばいいと思うのはソフトテニスの最高峰の試合の品格を下げてしまうものです。そこは御一考頂きたいと思うものです。大会は選手のものです。選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように最善を尽くす姿勢が主催者の尊厳ではないでしょうか？
そういったこともあってか60歳の部は大荒れでした。シードが一日目で殆どが姿を消し2日目には石川・松村ペア以外消滅しました。それだけ各ペアの力の差がないとも言えます。逆に言えば誰にもチャンスがあるということです。まさに戦国時代ですね。
自分たちの試合を振り返ってみます。第一戦目は高橋・吉田ペアです。吉田さんは65歳の部ですが今回は60歳の部に出場。同じ東北支援「未来っ子応援PJ」のﾒﾝﾊﾞｰで代表幹事をして頂いています。先日の石巻の支援の後、全日本シニアの話になり当たらねば良いねといったばかりでした。どうして100以上もある組み合わせでこんな事が起こるのでしょうね。後衛の方も速いボールを打つ方で綺麗なフォームからいいボールが飛んできます。ただ吉田さんが少し気負ってポイントでミスが出て我々に勝利がやってきました。2戦目は東京ﾐﾄﾞｳｸﾗﾌﾞの山川・野口ペア。大柄の後衛さんはフォアバック共に軽く打つのですけどしっかりとボールが飛んでいきます。前衛さんも動きも良く上手い人だという印象です。ドームで少し見にくいのですが何とか試合になりそうです。その前に篠辺選手が負けました。相手は群馬の森島・吉岡ペア。打球力があり粘っこいだけにどうかなと思っていましたが篠辺さんがミスが多くて負けてしまいました。我々も気を入れていかなくてはと2人で緩まないように気をつけていきました。後半は小早川さんのボールも生きて相手前衛の足元に厳しいボールが行ったので比較的楽に勝つことができました。初日はここまで。しかし試合が遅れに遅れたためホテルに帰ったのが19時頃でした。シャワーを浴びてそそくさと食事に。今晩は仙台名物の牛たんを食べに行くことになりました。その席には篠辺さんが同席、本日は初日負けという最近にはない屈辱を味わったことでしょう。昨年は準決勝で当たりました。そのことについて篠辺さんから・最近は勝負を仕掛けてきますね・安直に打てないのは辛いです・厳しい・と一言。・小早川さんもどしどし弱点を攻めて来るし、どんなボールにも諦めないで返ってくる・よく練習してるんですね・今回40日ほど練習ができていなくて・やっぱり練習は嘘をつきません・・と。あの名選手にしても、練習が大切だということを言われます。次回からはもっと腹をくくり厳しくやってくるでしょう。来年の全日本は熊本です。篠辺・松村で行くのではないでしょうか？だとすればもっと気を入れてやる必要があります。
9/13日曜日はやっと屋外のコートで試合です。4回戦が中島・須藤ペアです。中島さんは昨年と比べると足もよく動き声もよく出ています。かつての中島選手とは様相が違うなと感じました。堤下選手とやっていたら・・果たしてどちらが勝っていたかは定かではありません。ただ剛球ではないので小早川さんは十分打ち回せます。2ゲーム目まではどうなるかわからない展開でしたが、2ゲーム目のポイントで須藤さんのスマッシュミスがありこれが勝負の分かれ目でした。バック側中心に攻め、コントロールミスを見逃さず叩く。この戦い方で勝利です。後半は角度の付いたボールが前衛のサイドを襲いました。次は東京の松本・守屋ペアです。彼らとは今年の東西対抗で対戦し難なく勝てました。しかしこれが彼らに火を点けたのでしょう。きっとその試合のVTRを繰り返し見て戦法を考え抜いてきたのでしょう。しかし、我々の敗因は最初の２ゲームでした。3-0,3-1から2ゲームを簡単に落としたのです。何とかなるという根拠は何もありません。でもポイントさが大きいとなんか安心してしまうのです。ここが人間が甘いところです。4ゲーム目も2-0とリードしながら2-2にされ、ここからロブ封じの研究成果を出されてしまいました。今度会ったら、きっとリベンジをしようと誓っています。研究してさらに上を行って見せましょう。今年の我々の挑戦はBEST８で幕を閉じました。終わってみれば沼田・白石ペアの勝利です。彼らとは勝ったり負けたりです。決勝でたとえやったとしても絶対に勝つとの確証はありません。しかし来年はそこを目標に頑張っていこうと思います。

2015.9.9
全日本ｼﾆｱ選手権が今週末仙台で開催されます。しかし今２つの台風が日本に向かってきています。１つは今日9日に関西に向かって北上中。もう１つは丁度試合の始まる11日金曜日に東北に最接近しそうです。今年は台風が多く、またダブルでやってくることが珍しくなかったですね。冷夏なのか酷暑なのかよくわからない今夏でした。しかし台風の発生状況から見ると日本近海が割と発生源に近づいてきているような気がしています。海水温が高くなっているようですね。
9/6に橿原ｸﾗﾌﾞ主催の中和地区大会が開催されました。我々は45歳のクラスに入っていました。少し厳しいクラスで練習しておこうということもありました。やはりボールが速かったり、展開が早かったりでいつもと様子が違います。ﾘｰｸﾞ内もなかなか強者がいます。かつて学生時代鳴らした玉置選手と1試合目です。ただ再開したのがこの4月、体型もｼﾆｱとなりﾎﾞｰﾙもかつてのものではありません。思い切って打つﾎﾞｰﾙが殆どネット、アウトとなります。もう少し練習を重ねれば怖い存在ですね。２試合目は地元の中尾・竹村ペア。中尾選手はよく打ち中ロブがうまくノータッチロブを何本か通されました。しかし球持ちに差が出て④-1でした。決勝は予選リーグを勝ち上がった３ペアのリーグ戦です。上村・松本ペアの対戦は練習会でも何度もやっていて勝ったり負けたりです。今日も小早川氏のロブに翻弄され2ゲーム目ですでに足がふらついて来ました。それでも私の調子が不安定でミスも出てファイナルとなりました。最後は堪らず無理やり持ってきたりロブミスがあったりで④-3で勝ちです。決勝はともに一勝の奥・藤岡ペアとの対戦。いつも練習していて藤岡さんを後衛は大の苦手としています。試合前に・どしどし出て取って欲しい・とのこと。変則の奥さんは僕も読みにくいので何も考えずに出てみようと思いました。１ゲーム目のクロスを取れたのですがフォローされて逆ポイントでゲームを失います。小早川氏のロブを１本目からことごとく追われて決められなんだかわからないうちにゲームが進みました。0-3からの4ゲーム目は相手のミスもあり3-0。ここで1ゲーム取れば流れが変わるようでしたが、勝てないときは追いつかれます。あれ・と思う間にゲームセット。記憶にない悪い負け方です。少し不安を残しながら全日本に臨むことになります。試合の中での修正はできそうです。一番悪いのは気持ちの切り替えをどのタイミングで行えるか・ですね。もう一日練習できるといいのですけど・・

2015.9.3
8/30は大阪府総合体育大会でした。今年は予選が7月第２週に三の瀬公園で開催され、男子は予選敗退しましたが女子は準優勝で本選に駒を進めました。昨年は男女ともに予選通過しましたが、今年はなりませんでした。男子の強化が必要とされます。ただ高齢化が進み、また八尾市へ定着してソフトテニスを頑張って生涯やろうという若手が少なく悩ましいところです。女子は今年、柏原さんという強力な一番手が加入してくれました。やはり試合運び、安定性どれをとっても一つ飛び抜けています。女子もこの人がいるうちにその技術をしっかりと盗んで自分のものにして欲しいと思います。柏原さんもあまり疲れすぎないように、楽しんでテニスを続けてください。テニスは楽しむものです。その楽しみ方は人それぞれです。試合に勝ち進んでいくことに快感を感じる人もいれば技術を上げていくことに喜びを見出す人もいるでしょう。楽しく試合をして筋肉の疲労感がいいのだという人、そのあとのビールが楽しいのだという人もいます。そして自分はいいからジュニアや中高校生の指導に生きがいを持っている人も大勢います。自分がテニスと関わり、どう楽しむかは自分で決めればいいのです。上手ければ試合に出て欲しいと望まれるでしょう。それが自分の心を満たすものならそれでいいと思います。勝負事のテニスをやった人は練習でもあまりだらだらとしたものは心が付いて行きません。しかし社会人はいろんな人の集まりです。様々な目標があり決してゴールは一つではありません。その中で楽しくやっていくこと、しかし自分のやりたいことはブレずに追求していくことがきっと人を豊かにすることだと思っています。

2015.8.31
夏が終わります。今年の夏は冷夏と言われていましたが、急に暑くなり以後留まることを知らない焼ける様な・と表現されるくらいの猛暑でした。ただ2個の大型台風が夏を連れて行ってしまったようで、その後は秋雨前線に支配されて気温は25～30度と過ごしやすい日々が続きます。ただテニスマンにとっては有り難くはない雨ですけれど・・
昨日、8/30は橿原公園ﾃﾆｽｺｰﾄでｱﾗｶﾝの練習会を行いました。還暦付近ということで55～65歳くらいのペアを中心に西日本、全日本に向けた合同練習試合会です。近畿・中国・四国・東海あたりはテニスが盛んな地域です。そして我々の年代は、どこに行っても競技者人口が多くどの大会でも最終の決勝はこのクラスです。それだけに競争心、向上心も強く遠方より練習に参加して下さいます。シニアになると同年代でテニスをすることが難しくなります。大阪はどこに行っても相手がいますが、地方だともはや難しいのです。十分な練習をせめて数ヶ月に一度行うことで、親睦も深めながらテニスを楽しみたいと・そしてあわよくばこの中よりチャンピオンが出て欲しいと思っているものです。
昨日は8ペア、2ブロックのリーグ戦で順位ぎめを行い各ブロックの順位対戦を行いました。私のブロックは小早川・高原/谷本・小森/新開・高田/綱島・松林と強豪ぞろいです。初戦は綱島ペア。西日本では山口の眞鍋・渡壁ペアにファイナルで勝った強烈な印象を残したペアです。水なす杯では綱島・高田ペアと新開・高原でファイナルデュースをやりました。柔らかい綱島さんと思い切りのいい松林さんのペアはなかなか曲者です。ペースに巻き込まれないようにしなければなりません。1ゲーム取り、２ゲーム目を簡単に取れるはずが縺れました。落とすと嫌なムードでしたが、何とか粘って2-0、次を取り3-0、4ゲーム目も簡単に行くはず0-3をデュースにして何度もアゲインを繰り返します。レシーブミスをするのが集中できていない証拠です。しかし粘りで4-0。スコアだけではわからない勝負の中身がありました。一歩間違うと負けるかも知れない試合でした。
次は谷本・小森ペア。ここ数年は大会で負け続けています。西日本の準決勝では3-2、2-0からゲームを逆転され、ファイナルも5-1から逆転負けをしました。ここ１本での粘りと丁寧さがあること、小森さんの思い切りの良さや勝負へのこだわり・厳しさが我々を圧倒したのです。締めてかからなければなりません。様子見で入ったサービス１ゲーム目、なんとなく丁寧に行き過ぎたか落とす。0-1。レシーブゲームで取り返し1-1。その後もレシーブキープで2-2。ここまではお互い一歩も引かず膠着状態。お互いにポイントを取るために少し攻めを中心に展開していました。そうするとどうしてもポイントもあるけどミスも出るとことになります。無理をすると陣形も崩れ逆モーションともなり難しいものです。次のサービスゲームは少し迷いながら中途半端にやり落とします。2-3。ここでなんとなくムードは悪いのですけど、少し我慢しようかと切り替えました。一発で決めずチャンスまで待つ。レシーブも牽制はするけど足を止めておく程度で出てくれば正面にぶつけフォローに入る。こうすることで谷本選手に少し変化が見られました。ロブ展開でストレートロブを通させなければぶつけて来ます。しかし打球力と正確さが今日は無かったので止めることもできました。3-3ファイナルへ。ここも少しゆとりを持って入りました。一本目はサーブがサイド側へ。ストレートへのパッシングが通り0-1。ここはコースの見極めが学習できたと思います。２本目以降は我慢の展開でポイントを重ねます。途中もつれたボールを小森さんがサービスラインからアタックしたのですけど、それは弾き返して5-1。浮き足立って最後は7-1で決着です。
先日の西日本では我々が今のような展開で離しても離しても追いついてくる彼らに苛立ち無理やり攻撃したボールを弾き返され負けたのでした。いかに精神の安定さ、ブレがないことが大事かがよくわかりました。最後は小森さんが先に混乱したために谷本さんも焦りが出たのが見て取れました。
３試合目は新開・高田ペアです。新開さんは前日の丸亀の試合を見ていても決して調子がいいとは言えません。まだ上がっていないのが見て取れました。ただ今日は一試合目の谷本戦を見ると調子は上がってきたかもしれません。本人曰く・２日目がいい・とのこと。ただ、それだけ上がってきてはいますが、まだ打ち抜けるだけのボールの威力はありません。中ロブも使いすぎ、バックカットも使いすぎでまだ本調子ではないといえます。最初からストレート中ロブのノータッチを喰らいました。しかしクロスへのボールがまだ甘く生きていないので、簡単にボールを回されます。中ロブ展開から甘くなったボールはコバちゃんの打ち込みやすい球になります。高田さんもまだ完全ではありません。弾くのが多くポイントでミスが重なり4-1でした。もう少し上げていかないといけませんが、本番の集中力があるので新開・高田ペアは上がってくるでしょう。
リーグ１位同士の対戦,Aリーグからは丸山・中辻ペアが１位でしたので我々と対戦です。丸山さんは最近大阪ＯＢ会で練習が充分足りていて力がどんどん付いてきています。水なす杯でも負けてしまいました。中辻さんも同様で、更に前日の丸亀大会でも客坂さんと組んで優勝。主要なペアをなぎ倒し、常久・津吉ペアにも4-0で勝ったようです。決勝も男座・井下ペアに4-1。十分な仕上がりを見せています。最初からは入りが悪いなという感じでした。丸山さんのボールも重く返しにくいのですがレシーブミスを何本もしました、それもポイントで。またフォローを何本も大事なところで決められました。0-3での4ゲーム目はミスとポイントで3-0まで。しかしそこから1本が取れず逆転負けでした。気力も少し落ちていたのですけど、なんとなく大丈夫かな・と甘い気持ちで入ったのがいけません。
我々はその根拠のない大丈夫かな・という思い込みで何度も危ない思いもし、最悪は負けたことも何度もありました。相手のbest、我々のworstがぶつかればそれほど力の差がないこの競技では簡単に負けてしまいます。3勝したからといって気を抜くのではない！とテニスの神様に叱られたような気がします。勝負は最後のマッチポイントのボールが２バウンドするまで決して安心してはならないのです。今年の自分が成長している証はきっとそこです。昨年を無駄にしないためにも、今年も充実させて終わるためにももう少しでその舞台がやってきます。

8/30の土曜日は丸亀で近県大会が開催されます。歴史のある大会であり四国の大会の中では大きなものの一つです。特に全日本シニア前であり、暑さ厳しい中での体力を維持することや技術の盆明け後の再開との位置づけで出てくるペアも多いのです。私も最初はペアもいないし遠くです。そして31日は練習会を行うのでまあいいかなと考えていました。しかし西日本の舐めた辛酸、昨年の宿題、などを考えるとこの時期をなんとなく過ごしてはいけないのだと気づきました。一週遅れるともはや最終の中和大会です。２回の試合の前に立ち上がりをするためにも何としても心身ともに覚醒させておかねばならないのです。そこで色々なことを考えていましたが、ふとしたきっかけで愛媛の毛利さんとペアを組ませてもらうことになりました。毛利さんはまだ57歳になっていないので53～57のクラスに出る必要があります。いつもより速いボールに接することができます。メンバーを見るとやはりなかなかのペアが多いのです。勇んでいたのですけど、3組のリーグ戦ですが1ペアが棄権。天候悪化で直接対戦の勝敗でリーグ抜けが決まります。何のことはないトーナメントに変わっただけのことです。1試合目はゴーセンの和田さんです。キレのいい前衛で最近試合が好きでどんどん大会に出てこられます。かつてのインカレチャンピオン。しかし負けるわけにはいきません。毛利さんはクロスのボールがめっぽう強くバックも綺麗な昔型の後衛です。そして今日はとてもリラックスしてミスがない出来でした。和田さんもいいところでミスをしてくれたので我々に勝利がやってきました。
トーナメントの対戦相手は津吉選手です。昨年の全日本ミックス優勝、西日本優勝(55)です。体型やテニススタイルは広島の井場選手に酷似しています。社会人になってからテニスを始めたのも似ています。体格に恵まれた人が本気で好きなスポーツを追求するとなかなか凄いです。ストレートパッシング、クロスへの深いボール、これらは速く正確です。またバックハンドが非常に上手い。通常ならロブでかわすボールも彼は深い位置から前衛を止めて打てるのです。決め打ちかもしれません。でも確認するまではいけませんでした。この試合はもう少し集中して入っていれば勝てたと思います。自分が残念ながら完全な試合モードでなかったことでイージーミスがでました。レシーブもまだ悪かったですね。そして後衛のボールがどれくらいの安定性があるのかで試合の組み立てができるのですけど、ラリー何本くらいの中で組み立てればいいのかをまだ決めきれなかったことが一番大きいですね。後衛さんが悪いのではなくて、それが長く組んでいるペアとの違いでしょう。きっと毛利さんともう少し長く組めば安定して勝てるようになるのではないかと思います。テニススタイルとしては組みやすい感じです。
この試合で最も悪かったのはゲームカウント2-3でレシーブ1-2からのレシーブミスです。攻めてポイントになれば1-3。1-3から追い上げムードでしたからファイナルになれば分からなかった。前後衛の間にショートボールを打とうとしてネットしたのが痛恨です。2-④で負けましたが、何とかいける感触でした。井場選手が来年は上がってきます。彼と対戦するために津吉選手と練習することは大変意義がありました。58~63クラスでこのクラスのキーと思われる常久・津吉ペアは準決勝で客坂・中辻ペアに敗れました。彼らは決勝で男座･井下ペアを簡単に破り優勝です。彼らは今年試合に出れば決勝まではほとんど出ています。全日本でもきっと上位に出てくるでしょう。彼らに負けないようもう少し調整していきます。

2015.8.17
お盆が終わりました。本日は岡山から中国縦貫道を通り帰阪です。朝は曇っていましたが、昼ごろ急に蒸し暑くなりました。これは夕立が来るなと思いましたが、帰ることが決まっていましたので出発。途中佐用・山崎のあたりで少し雨が降りましたが豪雨というほどではありませんでした。後で聞くと岡山はバケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨に見舞われたようです。大阪は16時過ぎから一瞬大粒の雨が降りましたが10分くらいでやみました。最近は亜熱帯化しているのかスコールのような雨が降りますね。

7/30に高校生の合宿が終わりました。今回、心配だった男子を中心に見ました。男子は4人、１年、2年各１ペアです。一年生のペアは後衛は力があるが荒削り、しかしこれだけのストローク力を持った子は珍しいのでうまく育てれば逸材です。前衛も中学2年生から研修会に参加するなど熱心です。真面目な性格とテニスも化けなければなりませんが基本技術はできているので伸ばしていくだけです。2年ペア後衛は1年生が入ったことで刺激もされ、力だけでなく凌ぎ・繋ぎを覚えてきました。どんなに速いボールでも凌げるのは素晴らしいことです。これを生かせれば両後衛ともにいいところまで伸びていくでしょう。2年前衛は元後衛ですが、あるとき前衛をやらせてみたところ素晴らしいセンスを持っていることがわかりました。そこで彼を前衛にして後衛に覚悟をさせたのです。これで前衛に幅を持たせる技術を教える段階になりました。合宿を通じて男子部員とはコミュニケーションが取れたと実感しています。合宿後の練習も張りがあるようで前向きになってきています。2年生も中央大会では1回戦は簡単に勝利、2回戦第4シードと負けましたが、簡単ではなかったようです。あと一年、なんとか対等に戦えるところまで持っていきたいものです。意欲をもっと持って自ら膨らんでいくよう教えていきたいものです。
女子も3ペアがしっかりとしてきました。3ペアでは競争がないので4つ目をしっかり作っていきたいものです。中学生の希望者も見学があります。1年生の4ペア目も面白いと思っています。これからです。1年生の集団としてはかなりの成長を遂げてきました。これから厳しく自分たちの心を絞って貰いたいと思います。心の停滞は全ての後退であることを知ってもらいたいのです。

7/30合宿が終わりましたが、その日は我が家に来客がありました。岡山のテニスの名指導者でいらっしゃる栢野先生が宿泊されたのです。栢野先生は岡山倉敷工業高校の監督で昭和45年のインターハイは永瀬・佐田野ペアで優勝を勝ち取られました。永瀬さんとは東大阪STAで活躍された頃よく話はしたものです。一般の頃は相手にならず成年になってやっと少しは相手になってきましたかね・でも勝てませんでした。最近は仕事が多忙でテニスどころではなかったようです。佐田野さんは60過ぎてテニスを再開、レシーブの正確さやボレーの安定感は流石のものがあります。永瀬さんの復活を待っているところです。
栢野先生とは何年前かの北九州ﾏｽﾀｰｽﾞでご一緒して色々とお話を伺いました。会場では時々急に声をかけられます。独特の柔らかくゆったりとしたお声でニコッとしながら話されます。ついつい話し込んでしまいますがそれも先生の魅力でしょう。
一週間前の児島の竜王クラブ杯で観戦にこられていました。そこでインターハイの話となり、今年は奈良であるのだけどホテルが見つからないので困ったということです。それならば私の家に宿泊いただければいいですと切り出しました。それではお言葉に甘えてということで宿泊いただくことになりました。先生の雰囲気が好きで、指導についてゆっくりとお聞きしたいと思っていた私には素晴らしいチャンスでした。先生はお話し好きです。そして色んなことをよく覚えていらっしゃる。そこがまた話が途切れないコツなんでしょうけど・・。先生は大学が私の先輩であること、初任校が私の校区の普通校である林野高校であったこと、そこでの生徒が非常に優秀で強烈な愛着を持っておられること、また家庭訪問で私の家の近所までこられているので非常によく地理に明るいこと、私の友人の兄貴の担任であったとこなどで遠い人ではなく自分の先生のような気がしたものです。このお盆に帰省した際、お世話になっている高校の先生で小川先生という方がいらっしゃいますが、その方によると林野高校は3年間だけ、あとはずっと倉敷工業高校とのことです。先生は35年倉工にいたとおっしゃられました。ということは２校だけを教えられたわけです。今では考えられない時代ですね。最初はそれほど興味があった訳でなく顧問をやったそうですが、何とか勝つことができた途端に名監督と言われて・・云々・・一番聞きたかったことですけど、話せば長いことなのでしょう。きっと並大抵の努力では無かったと思います。何故なら当時は瀬戸中-岡山南高校とのラインができていて堀先生-亀川先生が日本のソフトテニス界を席巻していた頃です。名選手も続々です。田中、常久、倉田、岩崎、笹埜、毛利、藤原、杉本、西、上松・・各氏は今も活躍中です。ちなみに、インターハイチャンプの永瀬・佐田野ペアは国体に出られなかったのです。永瀬さんから聞いて、嘘っと言ったのですけど、藤原に負けた（当時一年生）、とのことでした。いかに岡山で勝つのが難しい時代であったかお分かりいただけると思うのです。
先生はその時代に何人もの名選手を育て、更に社会人になってから続けられる人間を作っていらっしゃいます。最近では白壁クラブの小野選手を筆頭にOB達が活躍していらっしゃいます。素晴らしいことです。それは取りも直さず、先生のお人柄でしょう。テニスはやっぱりできないとダメだからと、生徒に混じってボレーの練習に明け暮れ、とうとう先生がシニアのプレーヤーとして活躍されるようになりました。亀川先生とのペアリングの話は良かったですね。亀川先生はどんなに栢野先生がミスしても怒らない、いや前衛がミスしたのはミスするようなボールを打った後衛の責任です、といつも言われたそうです。前衛が後衛の打ちにくいところに打たせてしまって申し訳ない・ポジションが悪かったんだ・と思うように、後衛もそう思う人がいるのですね。でも私のペアたちもいつもそう言ってくれます。それが基本なのでしょうね。テニスの技術以前の問題ですが。まあ考えればごく当たり前で、後衛も前衛が攻められやすいところは自分にとっても苦しいところです。前衛もセンターをスパスパ抜かれて後衛がバックばかりで打たさせると自分も結果としてフォローに回ってばかりで苦しいだけなんですね。テニスは思いやりなのでしょうか、情けは人のためならず・なのでしょうか？どちらでしょうね。
先生との話は尽きることを知りません。ハッと気が付けばもう12時近くなっています。明日がインターハイの団体戦最終日です。また話しましょう、と眠りにつきました。

次の日も早く起きたのですけど、いろいろな話をしているうちに12時頃になってしまいました。先生曰く、インターハイもいいけどここで話していたほうが楽しいからまあゆっくり行きましょう、と。
でも先生、悔いが残ってはいけないので・・、と暑いので橿原まで車でお送りすることになりました。会場は明日香コートです。今年オムニに全面改装なりました。行ってみると人の波です。また駐車場がありません。会場周辺には規制がかかりガードマンが車を追い払います。仕方なく、先生を会場で下し遠くに停めて歩こうかと思いました、が、暑くてギブアップです。先生にあ別れを告げて帰路につきました。

もっとびっくりする話は、その日岡山に帰られたのですけど、２日後の女子の団体決勝に日帰りで岡山から来られたそうです。電話を頂いたときは本当に驚きました。すごい行動力、御年84歳です。当協会の余田さんともペアを組まれたとのお話もありました。いつまでもお元気で日本中を神出鬼没、やっぱり栢野先生だ！！と先生を我々は応援しています。
2015.8.5
明日、秋田に出発します。8/8-9と石巻、南相馬で小中学生を対象にした未来っ子応援PJイベントを開催します。震災から４年半。色んな問題が起きつつあります。大惨事の記憶が薄れ記録になってしまっているのでしょうか？多くの人びとが東北を訪れて出来る範囲でのケアを行っていくのが自然なものではないかと思います。小学生で被災した子供ももはや高校生。はや将来を見据えて舵を切っていってます。そこで我々がどういった活動をしていけばいいのかがもう一度問われるかもしれません。今回ｱｽﾋﾟﾗﾝﾃという東京の大学生のﾎﾞﾗﾝﾃｨｱ団体と共に活動をしていく予定です。私は初めてですが、新沼代表は前回のイベントで大変お世話になったと感謝をしておられます。前回前々回と私が参加したｲﾍﾞﾝﾄは拙いですが心を尽くしたつもりです。今回のﾃｰﾏは明日への繋がりと位置づけてみなさんと接したいと思います。
一日前に出発して秋田の袴田さんのところでﾃﾆｽをして夜は竿灯を楽しみたいと思っています。東北のお祭りは初めてです。どんなお祭りなのか期待しています。

2015.7.27~30
今年は大阪と奈良でｲﾝﾀｰﾊｲが開催されています。多くの高校生が押し寄せていますが、そのおかげで年中行事も変更とならざるを得ません。この時期には毎年合宿を行っていますが、例年使用する大阪の舞洲は府外のｲﾝﾊｲ出場高校生の練習場所となり使用することができません。
そこでいろいろ手を尽くして兵庫県の佐用町で高校の合宿となりました。設備は充実しています。そしてﾘｿﾞｰﾄ地としての性格があります。別荘地の方々の食事と子供のためのﾌﾟｰﾙ、ｺﾞﾙﾌ場など完備したゆったりとしたところでした。ｵﾑﾆがﾎﾃﾙ隣接6面、少し離れたところに10面。十分な施設です。何よりいいのは大阪と違い暑いのですけど焼け付くようなものではなく緑の効果を実感します。ｺﾝｸﾘｰﾄの照り返しが最も厳しい暑さを生むのだと分かります。
毎年合宿は通いで参加していますが、今年は遠方で宿泊となりました。最初は不安がありました。高校生が私のやり方についてこれるか・熱中症で倒れたり、思わぬ怪我をしたりしないか・・など。一般社会人なら自己管理ですが、高校生はそうはいかないのが現実です。
しかし、実際に行動に移してみると思ったより皆がやってくれます。最初はぎこちなかった動きもまあまあ機敏に動けるようになってきました。厳しくやることも必要です。彼らは真剣に怒られることも時には望んでいます。本質的なことを指摘しても反発することはありません。枝葉末節に囚われると反感を買うのでしょう。
僕と彼らはﾃﾆｽの面だけで向かい合っています。生活や勉学で彼らの負の部分は見ていません。それだけに最も良い部分で接しているので、先生とは違った意味で素直になれる部分もあると思います。それでいいと思います。それがﾁｰﾑの意味です。一人でﾃﾆｽはできないのです。お互いの役割分担を最大限に発揮して、このﾁｰﾑは強くなっていきます。
まだまだ完成には程遠いですが、秋が楽しみな感じになってきました。
2015.7.19
台風が吹き荒れた先週でした。ちょうど岡山の実家に帰省中で、帰阪の日に岡山に台風が上陸したのでした。友人たちは大丈夫かとメールで連絡が来ます。リアルタイムでなされる台風の実況中継で日本中どこにいても手に取るように分かります。情報の同時共有がこれほど実感を持つことはありませんね。岡山という土地は大体昔から天変地異が少ないところです。地震帯も無く台風は四国山脈に助けられてほとんどやってくることがありませんでした。子供の頃は河川工事が十分でなくて川は氾濫しました。低地で河川流域にある地区は水没を何度も繰り返し、その度に学校は休校になりました。でも被害に遭わない子供たちは、今から考えると不謹慎ですが、氾濫して水が入った田んぼに入り避難してきた魚を取ることに熱中したものです。水の出口に編みを仕掛けておけばすぐにバケツいっぱいのうなぎやナマズ、鯉、ハヤなどが獲れます。田んぼの持ち主は最初は怒っていますが、あまりの人の多さに気力を失いただ見守るだけです。本当に子供というのは身勝手で残酷なものです。人の不幸を嘆くよりも自分のその時の楽しみや興味に心が躍ってしまうのですから。まあ田んぼの中には大人も相当いたことも事実です。
しかし今年は高気圧の強さ・バランスが関係していたのか室戸岬からまっすぐ北に進路を取ってきました。四国を抜け倉敷に上陸したのがam6:00。3時間で津山に達し、更に鳥取西岸に進みました。時速15～20kmと自転車並みに遅いスピードです。いつ大阪に出発すればいいのかが問題でした。雨雲が台風の東にあります。これは当然でしょう。生駒山地と中国山地に雲がちょうど良くせき止められて雨が大阪近辺に貯まるはずです。それなら時間の経過とともに大阪では雨足が強まると判断し、津山の辺にいる10:00ごろ大阪に出発しました。きっと山崎あたりから雨足は強まるでしょうが、待っていると高速道路が通行止めになるかもしれません。その前に大阪にたどり着かねば・・という読みはまあ当たり,14:30に大阪についた頃から雨は強くなりました。夕方も少し小止みになったのですが、夜は凄い降りです。夕方から高速道路は殆ど通行止めでした。よかった・と思える一日でした。7/18に泉州水なす杯があります。夜間体育館で練習を少し行いました。汗かきの僕が練習すると体育館に水たまりができます。一週間ぶりのテニスはそれでも楽しかったですね。
翌7/18土曜日は、朝少し雨が残りましたが曇から晴れとなりました。貝塚市で名物の水なすが賞品の大会です。数年前に一度だけ出たのですがその後はご無沙汰していました。新開さんが練習したいとのことで出ることにしました。新開さんはバスが運休、高速も通行止めが何箇所か有り苦労しながらたどり着いています。行ってみるとやはり初回出場だけあってドローが厳しいです。初戦の綱島・高田さんとの試合は④-3でしたが50分かかった長い試合です。１ゲーム取るのに必死です。新開さんの調子が上がらない1試合目は本当に大変です。丸山・中辻ペアと２勝どうしのリーグ決勝でしたが２位までトーナメントに上がれるので、ちょっと気楽に行きすぎて2-④で負け。そのおかげで厳しいところに入ってしまいました。トーナメント1回戦は今回の西日本ｼﾆｱ65で２位の辻・東ペアです。剛球の辻さんと師匠の東さんです。気を入れていきます。いつもビシビシ打ってくる辻さんが最初からレシーブミス。新開さんは僕より気合が入りほとんどノーミスです。またポイントで東さんのミスが出てスコアは④-0という考えられない結果でした。準決勝は山名･杉野ペアです。山名さんの緩急ボールを自在に打たれては煩くなります。一本目を勝負に行ってボレーポイント。それから大体思い通りに試合が運びました。じれる杉野さんが出ればサイド。バックで上がったボールをスマッシュとこれも④-0でした。決勝は反対の山から丸山・中辻ペアが上がってくるかと思われましたが、予想に反して新山・米田ペアに0-④、その新山ペアは岩田・田口ペアに敗れました。決勝は岩田ペアですが、新開さんは絶好調でもう止められません。ボールもシュート、ロブと自在に打ち分けます。④-0で勝てました。水なすのぬか漬けを７個もいただきました。今の時期には美味しいご飯のお供です。
今日はまだ西日本の感覚が残っていました。また朝しっかり練習したのも良かったと思います。一週間テニスを休んで筋肉も渇望状態、こういった感じを作っていくこともこれからは大切でしょう。

2015.7.6
先週一週間は自分のペースを守りながらテニスをしました。やはり、大きな大会のあとは体だけでなく緊張感から精神的にも疲弊してしまうものです。でもそれはその時には自分ではなかなかわからないものです。仕事をリタイアして３回目の西日本シニアが終わりました。年々厳しさが増してくるなと感じますが、多くの同年代プレーヤー達が目を輝かせていますので、お互いに刺激し合って楽しんでいけるのでしょう。

2015.6.29
6.27～28は福岡県博多市で西日本シニア選手権が開催されました。平成10年45歳から参加し始めたこの大会です。最初は福谷さんとペアを組み四日市ドームでやったのが最初でしたがあれから長い月日が流れたように感じますし、一瞬に今にたどり着いたような気もします。昨年は小早川氏と組み一月からずっと調整をしてきてこの大会に臨みました。多くの大会である程度の感触を持っていたのも事実です。結果は準優勝で篠辺・松村ペアに2-④で負けました。ｽｺｱ以上に敗北感を味わったものでした。昨年に比べて今年は事情が異なっていました。小早川氏も珍しく故障が続き、回復しているかどうか微妙な状態です。体は治っても心が追ってきてくれるかどうかが問題です。不安を感じながらではギリギリのボールの時一瞬体が遅れるかもしれません。そういった不安を彼は抱えていたと思います。私はそれをカバーしたり、ポイントを取るプレーに注力したために従来のポジションで相手後衛を攪乱する僕のテニスからやや違った方向に行ってしまっていたのです。後衛との微妙なチグハグさが我々のコンビネーションに狂いを生じさせていました。先週の芦屋オープンでもまだそれが改善されないままに臨み、苦しい試合が多かったのは自分の頭に刻まれています。今年はまた始動が早すぎて一回目のピークが３月にありました。そこから先ほどのプレースタイルの変化を練習したりとどん底まで行ったかな・自分のテニスに自信がない状態が続いていました。初心に戻り、自分の一番いいところを出すことと新たに練習したことを試合で出してみることに専念してみました。すると徐々にプレーに安定感が出てきたように思います。でもまだ完璧ではありません。多くの不安を抱えながらこの大会に入りました。

天気予報では6/26金曜は豪雨で27-28はいい天気とのことでした。しかし26晴れで練習が十分できたのは幸いでしたが…　27は雨が朝から降り続きます。使わないで欲しいと用意していた雨具が役に立ったのは皮肉なものでした。その雨の中私たちのブロックは3チームで熊本の渡辺・日根野ペアと広島の手嶋・大町ペアです。1試合目が渡辺ペア。初めて顔を見ます。後衛はラリーをしている姿に迫力があります。前衛も大柄でラリー力があります。試合になってその通り打てるのか、ネットプレーはどうか、駆け引きはどうかを見定めなくてはなりません。試合が始まると雨だというのに打球力がかなりあるボールを打ってきます。前衛も積極的に攻めてきます。見ているうちにゲームを取られます。次のゲームは後半サーブを打ちにいってジュースから取り1-1。3ゲーム目は竸ってるのですけど取られて1-2。次も何となく自信なさげにつなぎに入りポイントされて0-3とされます。ここは好きに打たせてきているので劣勢となっています。動けば相手後衛も見て打つようになると思い思い切って逆ストレートラリーからポーチにでてそれが気持ちよく当たりました。次のポイントは後衛がセンター割り。これをボレーしたのをフォローされるがボレーポイント。次の前衛のレシーブからラリーを放り出して3-3。気落ちしたのか打球に威力が無く、また3本目くらいでボールが吹くようになってそのゲーム5-3。ゲームカウント2-2となり流れが変わりました。後衛に打球の勢いが出て、相手は少し見ながら打つので4ゲーム目までのボールの勢いはありません。そのまま④-2でした。危ない試合でした。ストレートポーチを思い切って打たれていたら負けていたでしょう。勝負とはそういうものですね。
雨が次第に上がってきました。次の手嶋・大町ペアは変則のカット中心のペアです。これは下手に動くよりコバちゃんのラリー力に任せて行けるかなと思い守り気味に入りました。すると不思議なもんで体が反応しなくなるのかミスが多くなります。それでも④-1で勝ちリーグは抜けました。この夜はいつものメンバーと八尾・大阪レディース関係で16名でテニス談義に花が咲きました。明日があるのでほどほどに・・
6/27は朝から少し肌寒いくらいの天候です。トーナメントに入るとシードなので8試合目となります。ここまでリーグ勝ち上がりのうち24組中近畿12ﾍﾟｱ残りました。我々のアラカン練習会（ほぼ辰巳の歳）メンバーは10ペア勝ち残りました。毎回8～12ペアを呼んで正月から3，4回西日本、全日本までに練習会を橿原ｺｰﾄ近辺で開催しています。
しかしここからは流石に厳しい。1ブロックは客坂・中辻vs木下・生駒の兵庫対決は木下ペア。次は余裕で篠辺・松村ペアの勝ち。下からは迫田・栗尾vs澤田・山崎。これは0-3、1-3を挽回して迫田ペア。その勢いで死のブロックを制した中村・津田ペアを4-0で飛ばす。篠辺ペアとの4決めは④-2で篠辺ペア。
第４シードブロックは川上・前川ペアvs安部・阿部ペアは阿部ペア勝利。シードの新開・高田ペアは1で勝利。下からは沼田・白石ペアが奈良の前田・山本ペアに勝利するが、第４シードの俵・飯田ペアに④-1で負け。新開ペアvs俵ペアは新開ペア3-2でリードするが、そこからが問題で逆転され俵・飯田ペアが４本。
第３シードブロックはブロックで強豪眞鍋・渡壁ペアをﾌｧｲﾅﾙ13-11で下ろした綱島・松林ペアが友田・竹原ペアを1で下ろし、シードの谷本・小森ペアとの対戦。この４人は殆ど同じクラブで練習し小森氏は以前綱島氏とペアでありやや有利か。その通りとなり谷本ペア。下からは黒田・杉野vs細川・坂上ペア。前衛力は互角、タイプもよく似ている。後衛は軟の細川、剛球の黒田だが横に強い坂上氏に黒田が捕まり細川ペアの勝利。谷本ペアとの対戦はともに逆クロスの好きな両後衛と横の好きなふたりの前衛で似たもの対決。粘りと安定感のあった小森さんに最後は細川さんが捕まり谷本・小森ペアの勝利。
第2シードブロックは徳島の佐藤・矢田ペアと激戦ブロックを制した堤下・仁方越ペアとの勝負はストロークに安定感のある堤下ペアの勝ち。外シードの八代醍・岩切ペアと堤下ペアはどしどし打っていく八代醍ペアが押し切った形で勝利し8本。下は丸谷・武富ペアと神崎・湯田ペアの試合でどちらもよく打ちいい試合だったが終盤武富さんのミスと丸谷さんのストロークミスが多くなり神崎ペア勝利。神崎ペアと我々の試合は最初レシーブキープで推移。5ゲーム目思い切ってポーチに出て3-2。6ゲーム目は縺れかけたがファイナルにしてはまずいので強硬に押し切り④-2。4決めは八代醍ペアと我々となりました。数度対戦しています。大体ファイナルが多いので気を入れていきます。すると、不思議なことに相手のミスが続きゲームカウント3-0まで。ここで気を抜くな！と２人で声を掛け合ったのですけど、何が悪いのか1ゲーム落とし、２ゲーム落とし・・ファイナルへ。ファイナルも一本目スマッシュされ、２本目アタック取れず0-2。次をストレートロブしストレートポーチで2-1。レシーブを逆クロスに。返ったボールをセンターに打ち込み2-2。次のサーブを１本ポイント。２本目を返って打ち込み4-2。岩切サーブは1本ラリーアウト、２本目はクロスへのサーブを思い切りセンターへ返しノータッチ6-2。しかしここからが安心できない。小早川サーブの一本をサイドアタック。岩切レシーブを注文通りクロスに入れ甘くなったボールをハイボレーしたがフォローされる。打ち込みボレーフォローを繋いだが中ロブ頭越えされる。逆モーションでノータッチ6-4まで。ここで取れなければまた二の舞かと思ったかコバちゃんのレシーブを後衛前に短く打ち八代醍ロブをネット際にストップハイボレー。これはとても難しいけど決まってゲームセット。４本に入りました。
ここでベスト４はシードが全ペア勝ち上がる珍しい結果。ベスト８も迫田・栗尾ペア以外は全て外シードでした。それだけ力が安定しているのかもしれません。準決勝は篠辺ペアvs俵ペア④-0、こちらは久しぶりの谷本ペアとの対戦。谷本さん１本目からサイドを抜いてくる展開。１ゲーム目は簡単に落とすが相手もサーブを落とす。レシーブキープで2-2。次のサーブを思い切って打ち取りきる。この時点で流れは完全に我々にあり。6ゲーム目を2-0にして、次の1本浮いた球をボレーするがフォローされる。返ったボールが真ん中でお見合い。次のレシーブは返球を小森センターに。チップで2-2。再度パッシングをバックボレーされる。次のレシーブをアタックシボレーフォローしたがスマッシュで3-3。全ては2-0の次の１本でした。ファイナルは攻めて5-2までは順調。しかしメイクマッチが今日は取れません。なんと連続5ポイントで負け。記憶にない負けでした。
決勝は篠辺ペアの④-0貫禄勝ちです。ツイストを使ったりアタックを使ったりして翻弄します。でもそれに対応できなければ勝てません。まず彼らを普通のテニスにさせることです。それができたら同じ土俵で試合ができます。そうでなければ試合にはならないでしょう。

今年の西日本シニア選手権も終わりました。篠辺選手とやることを目標にしてきましたが残念ながら一歩手前で負けました。まだ完全でない２人ですので全日本までには何とか調整するつもりです。悪いなりに集中力はあったなと思いますが、いくつか課題も見えました。というか再認識しました。やることは多いです。

2015.6.14
芦屋ｵｰﾌﾟﾝが神戸の芦屋公園ﾃﾆｽｺｰﾄで開催されました。ここは関西で最も有名な高級住宅の立ち並ぶ市です。芦屋公園ｺｰﾄも市営とは思えないほど美しい場所と景観です。この時期はちょうど西日本シニア選手権大会の一週間前ということもあり、西日本各地から調整のためにこの試合に参加してきます。昨年などは大阪の社会人選手権大会と同日でしたが、大阪社会人に参加したチームはほんの数ペアでした。最近では異府県の選手同士がペアを組むことも多く大きな大会の前には練習できるローカルの大会を選ぶ傾向があります。５歳刻みになって１都道府県の中での試合は参加数が限られ、いつも同じ組み合わせになってしまいます。何の面白みも緊張感もないというのが実感なのです。決められたことをただ支部では踏襲していくよりも、独自の運営をしたほうが活性化につながっていくと思うのですけどどうでしょうか？最近はコンピューターを使い支部の大会も連盟本部を通してエントリーなどがなされているようです。しかし、あまり意味がないことです。試験期間という意味では価値があるでしょうが、何でしょうね？
さて、この大会が持つ意味が重要な位置付になっていることは上に述べたとおりです。我々も、もちろんそのつもりですし、春からのスランプの抜け具合や出来ていないプレーの確認をするにはいい大会です。できれば最後まで勝ちきりたいという意思で臨みました。つまり勝つための最終調整の試合をやってみるということです。
今年もドローを見て、すごい厳しい組み合わせだなと思いますが、どのリーグも抜け出すのは相当大変です。誰が勝つかはわからない・そんな感じです。初戦は徳島の佐藤・矢田ペアです。佐藤さんは新開さんの２つ下の高校後輩です。しっかりした柔らかいフォームからミスのない打球がやってきます。そしてバックハンドが上手く、攻撃してきます。一度島根の渡辺さんと組み、西日本リーグ内で負けたことがあります。矢田さんは60になりテニスの指導からプレーヤーに変わりました。徳島での新開さんのペアでした。二人共仕事をリタイヤして十分練習が足りています。緊張しながら試合に入りました。試合は技術だけでなく精神的なものも大きな要素です。我々よりも、どうやら緊張度が高かったようで、ボールがあまり生きていません。最初のバックアタックがフレームながらも返りそれからの攻めがなくいつもかわすテニスとなりました。浮けば小早川氏の強烈なサイドパッシングがあります。④-0でした。次は木下・中川ペア。木下さんが生駒さんの都合が悪いので探してくれと言われて探したのが中川さんでしたが、まさかうちのリーグに入っているとは思いませんでした。最初は圧していいったので3ゲームスっと取れました。しかしここから安心するのか、なんとなくミスが出たり体が行かないところにボールが来て弾かれたりと、嫌な感じになてきました。2ゲームを取られたところで、「自分に対する怒り」がないなと小早川氏と話しました。それを持って自分を奮い立たせないと勝てない！と。情けないという感覚、何してるんだという怒りが自分を平常心に戻してくれます。声をいくら出しても、いくら体を無駄に動かしてみてもそれはきっと役に立たないでしょう。出来ていない自分に怒りがないと人には勝てません。まず自分を怒ることです。それから、やっと立ち直り勝つことができました。ムラムラと自分に対して湧いてくる怒りが体に活力を与えるものなのだな・と感じた試合でした。リーグの最後は前田・木村ペアです。彼らは今年実力が付き、近畿大会でも入賞しています。打球力があり、前衛が背が高いだけに、受けに回ると叩かれます。強いボールを打たせないで小早川さんに自由に打たせることがいいでしょう。④-2で勝てました。
トーナメントに入ると、我々は客坂・中辻-松本・近藤の勝者との対戦です。どちらも強敵です。客坂さんは最近ロブに磨きがかかりました。中辻さんの前衛力もかなりアップしています。松本さんは昨年55の全日本以来打つだけでなく球持ちがかなり良くなりました。加えてボールも早くなった気がします。近藤さんはサーブレシーブともに素晴らしく、前衛技術も全て悪いところがありません。松本さんのシュートボールを中辻さんがどれだけ抑え、近藤さんが客さんのロブをどう料理していくかがポイントです。最初は一進一退で進みました。サービスキープが続きます。しかしボール回しの上回った客坂さんのファイナル勝ちです。我々は今年のスーパーシニアで彼らに勝ち、池田杯で負けと互角です。やはり客さんの回しを僕がどれだけ抑えるか。コバちゃんの回しと攻めに中辻さんがどれだけ取るかの勝負です。ただここまでスマッシュに悩んできた僕にはやや不安がありました。最初からそのような戦いが続きます。しかし分は客坂ペア。上と横を同時に気にしていた僕は結局あまり何もできていなかったですね。ゲームカウント1-2の2-3のゲームポイントで中辻さんのスマッシュを2本フォロー。３本目をサイドアウト。これでツキが来ました。そのゲームを取り2-2。次を取り3-2。ここで次のゲームは乗っていかなければいけないのですが簡単に落としてしまう。ファイナルです。もう一度スイッチを入れ直すのですがやはり一進一退簡単なフォローやストロークミスで4-4まで。そこからラッキーなことに３本相手のミスから取ることができました。7-4でした。
反対の山からはこちらも激戦ですが、準決勝で新開・高田を２で黒田・杉野ペアが上がってきました。黒田・杉野ペアはリーグ内で谷本・小森ペアをファイナルで退けています。今日の新開戦を見ていると、ボールも速く深く、とてもまともに正面から戦えば勝機はありません。最初からちょっと出てみるよとコバちゃんに言っておきます。一本目はしかし綺麗に抜かれました。単モーションでは見られますね。しかし、早めに何本か出たので黒田さん、それより速い球や先を通そうとしてネットやアウトを重ね出します。杉野さんがたまらずポジションを真ん中に取り勝負に来ようとしますがそんな時は簡単にサイドパッシングが決まります。作戦勝ちで④-0で決まりました。
やはり自分と対戦するチームの試合をよく見て傾向をつかむこと。後衛のくせや気の強さ、弱さそういった全ての場面を想定して臨むことは重要です。ましてや以前にやった相手ならば以前の戦い方をしっかりと頭に入れておくことです。人は忘れます。ですから、新しい年になればまた脳に情報を入れては出す、そのスピードを高めなければなりません。
秋までに頑張ってみます。

2015.6.11
5.31～6.8まで九州に旅をしました。6.6-7は全国ｼﾆｱｿﾌﾄﾃﾆｽ北九州大会です。今年は60回記念大会で2日間に渡り行われました。
その前に鹿児島-指宿-高千穂と観光で巡りブスブスと続くｽﾗﾝﾌﾟを脱すべく気分転換を図ったものです。しかし、九州は6/1より梅雨に入り、桜島はかろうじてその噴煙を見せてくれましたが、大好きな開聞岳は全く顔を覗かせてくれませんでした。鹿児島半島の南端を巡る海は沖縄にも負けないﾗｲﾄﾌﾞﾙｰの明るい海です。ﾊﾞｯｸに見える開聞岳は海の中から突き出たような美しさなのですが、今回はなんとも残念なことでした。梅雨を侮ってはいけませんね。旅は季節を選ばなくてはいけません。雨が降っても行ける砂蒸し風呂温泉、山川温泉は海に突き出た奇山の麓にあります。湯けむりが立ち上り雨の中から湧き出るようです。火曜日で16時頃ということもありお客さんは一人だけです。商売上がったりの様子。団体さんで大阪の島本町の中学生が帰ったあとだそうです。貸切状態でした。20分ほど砂で体を芯まで温め温泉で砂を落とすとほっこりとした暖かさがいつまでも残ります。ここの受付の方と話をすることができました。来客がなく暇だったことで余裕があります。
6/2は鹿児島に宿を取りましたが、目的は鹿児島の皆さんとの会食でした。角野さんが何人かに声をかけてくれて夜遅くまで話に花が咲きました。皆さん明日は仕事ですが、鹿児島では酒と仕事は別物ということでとことん行くようです。豊巻さんは遠く枕崎まで車を飛ばして帰って行きました。もちろん奥さんの運転ですよ。6/3は鹿児島から宮崎の高千穂峡まで、長いです。当初の予定通り午後２時くらいには着く予定でしたが、雨もかなり降っていたのと、ゆく先々の道の駅探索で思ったより時間を取られました。残念なのは道の駅に珍しいものがそれほどなかったことですね。昔は宮崎の日南海岸沿いを道路が走っていました。もちろん今もあるでしょうが、そこを走ると時間が随分かかってしまいます。新しい道路は内陸部を走っているので何も景色はよくありません。よくある田舎道を延々と走るだけです。しかも雨・・高千穂に行くには以前は渓谷の下を走り山々を見上げる渓谷の下に人家が連なっていたそうです。そこは日之影町と言うそうです。今はその高い断崖の上をバイパスが走り快適に高千穂までいけます。見下ろす谷底は深く、こんな日本にも長く続くグランドキャニオンのような断崖があるのかと驚いてしまいます。一つの台地がブロックのようになっていて、次のブロックに行くには谷底を渡りまた上に上がらなければなりません。なんという光景なのでしょう。そして上の台地はしかし平坦ではなく長野のアルプスの裾野に広がる家々のように牧歌的な風景です。しかも綺麗に整備されています。岡山の私のうちの周囲はもっとこれよりも人が住みやすい環境にあると思います。しかし、山も畑もここよりも荒れているようです。都会に近い中途半端な位置にあるため、心が土地に根付いていないのかもしれません。九州に来てよく思います。九州の人々は決して東京だけを見て暮らしているのではない・と。東京は決して九州を疎かにしてはいないけれども分かっていることはないなと思います。いや岡山や広島だって分かられているとは思いません。ここの人々には土地を大事にしていこうという覚悟があるように思います。
高千穂には昔から行ってみたいと思っていました。神話の世界のモデル、発祥、なぜここなのか・・繋がらないものがたくさんあるのです。高千穂に近づくにつれ次第に晴れ間が出てきました。夕方16:00に高千穂の国民宿舎に到着しました。もう太陽がいっぱいです。ここは高千穂峡から地図では数分に見える位置です。しかししかし、地図には立体ははっきりと描かれていませんでした。なんと渓谷の底までは長く続く階段を30分近くも歩いて下ります。さっきまで激しい雨が降っていました。そのため水量が多く普段流れている水の何倍もの流れがあるようです。岩がむき出しで多くの水量に削られ太古より変わらん姿を見せてきたのでしょう。確かに自然の作り出した素晴らしい光景です。案内の写真通りの滝もありました。下の川のよどみは今日は土に負けて茶色をしています。実際の光景は箱庭のようです。写真に撮ると雄大に見えます。人の目と写真は違うものなのだと改めて思うものです。
夜は夜神楽に・観光用に高千穂神社では毎晩舞が見られます。古代の言い伝えを面白おかしく、そしてシビアに舞います。古代より酒と男女の恋は切っても切れないもののようで・そして神々は必ずそれを温かく見守る。歌舞伎や浄瑠璃、狂言といったモノの原点がここにあります。大衆芸能として発展してきたものは常にその時代の中でないと生きられません。吉本も松竹も過去に埋没すると古典になってしまいますが、彼らは人の脱皮を繰り返し常に時代の最先端のニュースを元に笑いの最先端を捉えているのです。古代の笑いやシビアな現実を今この目の前で演じている人々は紛れもない今を生きている人々です。守ること以外に彼らは何を感じているのでしょう。一度聞いてみたいですね。無形文化財と言われるものを守っていくことの個人的な意味、意義はなんなのですか・と。
次の日は朝から良く晴れています。高原に渡る初夏の爽やかな風に乗ってもう一度高千穂峡へ出かけて行きます。昨日と違い川の水は少し澄んできています。しかしまだ透明な水とまではいきません。朝日に映える滝や淀み。絵葉書や写真の紹介に出てくる風景がそこにありました。無人の勾玉売り場があります。一つ100円、横にあるお金を入れる箱に取った数だけお金を入れます。ここ神々の古里では不届ものはいいないのでしょうね。
もう一つ行ってみたいところがあります。それは天岩戸神社です。高千穂よりもむしろそこに行きたかったのですが、結構距離があります。天岩戸神社から高千穂までは車で20~30分かかるようです。こんな山の中に、そして交通の便が良くないところに、どうして人は住み着き暮らしてきたのでしょう。神とともに生きたからでしょうか？外敵がやってこないからでしょうか？平家の落人もこのあたりにまで逃げてきたといいます。日本の中央とは違う独自の国がそこにあるのでしょう。
最近韓国語を少しはじめてみてます。しかしハングル文字に圧倒され遅々として進みません。韓国語で国のことを「ナラ」といいます。大和の国は今は奈良ですが、やはり大陸からわたってきた人々（弥生人）がそこに国を築いたのでしょう、それがナラとして残っているのではないかと推察します。そして交戦を好まない人々（縄文人）は近畿中国から次第に同心円を描くように日本に広がっていった・・高千穂はそんな古代人の作り上げた国の中心ではなかったのでしょうか・・などと思ったりするものです。ヤマトタケルは高千穂から出雲に行きヤマタノオロチを退治します。それは弥生人との交戦を意味しているのではないでしょうか？そんなことを考えながら天岩戸神社につきました。
祀ってあるのはアマテラス、アメノウズメ、天手力男神(あめのたぢからをのかみ）の３神です。昼間を司るアマテラス、隠れたアマテラスを岩戸の前で素晴らしい舞で八百万の神の大歓声を上げさせたアメノウズメ、出てきたアマテラスを引きずり出し岩戸を信州戸隠まで投げ飛ばした天手力男神、一体となってこの世界を守っているのだといいます。

社務所では申し込めば案内をしていただけるということで、早速申し込み、朝早かったこともあり宮司さん一人に参拝客４人がお話を伺いました。一通りの説明を聞き、天の岩戸を谷越しに拝観。山全体が御神体とのこと。今は洞窟が長年の雨露の侵食で塞がりかけています。しかし何とも霊験新たかな場所という感じはしました。
お話の中で、神とは何か・という事について宮司さんが語られたことが私の心の中にあった疑問を解決してくれたことになります。日本人にとって、八百万の神に象徴されるようにすべての自然には神が宿っています。自然と人間とは不即不離で一体であるというのが根本にあります。天皇は神なのか・ということについてもこのような説明がありました。人々の先駆者的な役割をした人が、死んだ後に神になるのです・・と。つまり、神と人とは同じもので尊敬の対象に過ぎないとさらりと言ってのけられました。神武天皇は日本中にコメを広めた功績があります。皇后の役割は衣食住のうち着るものを大切にして世の中に養蚕を広めた功績があります。ＴＶで必ず毎年天皇の皇居での田植え・稲刈りの様子が紹介されます。そして皇后は養蚕をして蚕が桑の葉を食べる際に必ず自らの手で桑の葉を蚕に与えます。これで自分の中に蟠っていた疑問が解けたのです。皇室は衣と食について日本に最大貢献をした人々の末裔として継承されているのです、と。またアマテラスはやはり人間だったのでしょう、恐らく天文学などに詳しい学者かなんかであったのではないでしょうか？この地にこの神社に歴代の天皇、皇室の諸氏は必ず参拝して植樹や足跡を残して行かれます。それだけこの地は天皇家にとって大切な場所、ルーツに違いないのです。ちなみに、菅原道真も徳川家康も神として祀られています。これも日本の特徴の一つです。外国では、人は死んでも神にはならない。神が人の形をして降臨することはあっても・・です。絶対神のもとで生きる西欧諸国、存在する全てが神であり人もまた神と同格の日本、随分と根本に差があるようです。

実は私の生まれた美作市、数年前までは岡山県英田郡英田町でした。この町は昔からどうも変わったところがあります。昔は美作の国、すでに大和時代にはそういう区分けになっていたようです。その頃どうかはわかりませんが、江戸時代は群馬県の沼田藩の飛び領地？？なぜなんでしょうね、飛び領地となるにはそれなりのメリットがあるはずです。そのせいか、市町村合併した時も独自の会計方式で他の市町村とは全く異なっていたといます。長年にわたり独立独歩の生き方だったのでしょうか？また、この町には昔から被差別部落がありませんでした。ですから、中学の時に色々な平等教育などを受けたのですけど、誰ひとりとして実感はできなかったでしょう。そして、天石門別神社 （あまのいわとわけじんじゃ）というのがあるのです。HPを見ると吉備津彦尊が自ら建立、祭神は天手力男神です。これは何故・・？？　田舎を離れてから色々と考えます。人はどこから来て、何処へ行くのか・

ゆっくりして物思いにふけりながら天安河原などにいるとお昼を回ってしまいました。これは大変です。熊本の松村さん宅に14時に行くと約束していました。あちらではテニスをしようと今か今かと待っているはずです。急いで熊本に直行です。熊本はでは1時間半と聞いてます。高速はないですがひたすら教えてもらった道を西に進みます。行けども行けども山道、農道のようなところを抜けていきます。やや不安になります。やっと平地に近づきましたがまだまだ見慣れた風景ではありません。近くまで行ってやっとたどり着きました。14時少し前です。着くと秋田の袴田さんも合流、急いで新開さんと３人でコートに向かいます。コートはオムニで２面取ってありました。松村さん、沼田・白石さん、井元・宮本さん、もうひと方前衛さんがお待ちでした。このメンバーもなかなかのもんです。特に今回井本さんのスライス系のボールに面食らいました。色んな人がいます。九州は出てこないけれども強い人が大勢いますね。沼田・白石さんも春よりはパワーアップしています。白石さんの体調も戻ってきたのでしょう。少し沼田さんのパワーが落ちているような気がしましたが・・
そして今回袴田さんと組ませていただきました。短いボールや緩く長いボールを８分位の力でコントロールしています。決して全力で打ち込んではいません。相手の打ちにくいところに打ちにくい強さで打ち分けます。沼田さんと試合をしましたが、沼田さんがアップアップでした。一本も自分のリズムで打ててなかったように思います。改めて袴田さんの凄さを感じました。３試合ほどして適度に練習したところで終わろうということに。
夜は松村さん宅で食事をご馳走になりました。前回おじゃましてから改築されました。ほとんど新築と言っていいくらいです。きびなごの刺身など頂きながらああでもないこうでもないとテニス談義にすぐなります。袴田さんは紳士です。そしてあの東北の地でこのテニスのレベルを維持されているのがすごいですね。というと、２～３時間かけて練習するのは当たり前ですよ！との回答。だって仲間がいないんだから・とは切実です。思えば大阪などは本当に恵まれています。新開さんも・同感！・と参加してきます。しかしこのお二人は同級生ですか、67歳には見えませんね。身体能力、目どれをとっても一級品です。成年くらいでもいけるんじゃあないですか？というと一笑されました、が内心はイケルと思っているでしょう。テニスの話は尽きることはありません。しかし最近故障や病気が多いのでお互い気をつけようと最後は締めくくります。

6/5金曜日は、本来なら柳川に行って15時から北九州の永犬丸中学校にお邪魔して岩田先生と子供たちをコーチすることになっていました。しかし朝から雨・・これではテニスはできません。岩田先生にも連絡して残念ながら・・中止となりました。柳川は堀廻を楽しみにしていました。しかしこれも雨では少し興ざめてしまいます。どうしたものかと朝は皆でゆっくりと話しながら時間を過ごしました。まあせっかく来たのだから雰囲気だけでも味わおうと柳川へ。完全ではないけれども小雨になってきました。柳川も昔の街です。城を中心に街が栄えていました。柳川藩は400年も改易もなく立花公が連綿と江戸時代まで引き継いだ国です。御花とは昔お花畠、立花家の庭園だったのでしょう。世が世ならお姫様の立花文子さんはテニスでも全日本ダブルス優勝のお嬢さん。御花という料亭を設立、切り盛りし今では大きな一大事業となっています。お昼になったので名物のうなぎを頂きます。これが保護種になったら柳川はどうするんだろう・・と心配します。
その城後の堀をめぐり船頭さんの説明やたどたどしい歌などを聞きながら一時間弱の堀廻。綺麗な新緑の柳や様々な樹木を見ながら回っていきます。最近ではここも観光客は中国、台湾、韓国の方々が多いようです。我々の前を行く２艘も中国のようですが、大人しいので台湾かもね・と。橋がかかっているのですけど、その下をくぐっていきます。折からの雨で堀の水が増水しています。体をいっぱいに伏せて本当にアクロバットみたいに通り過ぎます。うちの船頭さんは御年82歳、もとは漁師で海苔を採ってたよ・と。奇しくも今日が誕生日とのこと、元気なもんです。雨が降って金曜日ですから観光客はかなり少ないですね。堀も貸切状態、雨も情緒が有りいいもんです。
さて、まだ時間があります。北原白秋の記念館（生家）へ行きました。大きな造り酒屋の跡取り息子さんだったのですね。やはり金がないと芸術活動も難しいのでしょう。イメージではゆったりとした少年の心を持った人・のようですが、割と斬新で精力的な活動をしていたようです。すこしイメージが変わったのも事実です。
その日は土曜日、日曜日のテニスに備えてゆったりと過ごしました。

6/6は朝9時から練習が出来るとのことです。今年は60回記念大会で2日間に渡り大会が開催されます。ただ、6月末に西日本シニア選手権が福岡で開催されることで、この大会で2日間試合をすれば宿泊は余儀なくされますので思ったほど参加者が多くなかったようです。55歳の部は昨年と同じくらいですかね。我々のリーグには永江・吉田ペアがいます。永江さんは昔宮崎の西日本で一度当たりました。とてつもなく速いボールを打つ人でした。気をつけなくてはと思い慎重に入りました。新開さんもよくわかっていたようです。そして速いボールにどれだけ自分が対応できるかを試してみるチャンスでもありました。試合が始まりました。案の定早い展開です。永江さんのボールがクロスに鋭く返ります。しかし新開さんはそれに全く動じず跳ね返します。以前ならネット下段かもしれないボールが逆に鋭く返っていきます。これなら大丈夫です。安心して選んでいけました。④-0でした。
6/6はここまでです。夜は懇親会があり70名ものシニアが集まりました。飲むのはいつもより少なめでホドホドでした。

6/7　リーグを抜けると相手は俵・飯田vs細川・原口の勝者です。細川さんは相変わらずボールを上手く打ち回しますが俵さんの打球力が素晴らしく粉砕されました。俵・飯田ペアとは新開さんと組んでははじめて対戦します。さてどうだろうと思いましたが、新開さんの調子はリーグ内と変わっていません。絶好調に近いところまで来ています。俵さんもボールは速いですが今日は新開さんに分がありました。コースを選んで出ていけるだけの余裕が今日はあります。④-0でした。これは凄いことです。反対の山からは新沼・石田ペアが上がってきました。相手の沼田・白石ペアはリーグで有田・蔀ペアを④-0で退けています。完璧な試合でした。白石さんの復活も完全だなと思いました。最初は沼田・白石ペアがリード。2-0からしかし徐々に流れが変わってきました。沼田さんの体力も長期戦には耐えられなくなってきているのかもしれません。体力に自信のある新沼さんの方が押し切った形になりました。
決勝は昨年と同じ組み合わせとなりました。今日の新開さんの出来ならそれほど焦ることもなく任せておこうと思って入ったのも事実です。しかし思わぬことに追っかける展開。石田さんのレシーブもいつもは一本くらいミスが出てくれるのですけど、今日はいい感じでロブも入ります。凡ミスも一本もなく0-3まで行ってしまいました。ここから少しだけ引いてくれたのと無茶打ちも出たりして2-3まで挽回。よしと思い次のゲームへ。一本目センターへのサーブを新開さんストレートロブ。よしこれが勝負とストレートポーチ。しかしその先を通されました。これが入っていればきっと彼もヘコタレたと思います。しかし通っただけに逆に思い切ってきます。ここがポイントでした。残念ながら2-④で負け昨年のリベンジをされてしまいました。これから先は、このポイントを取れるように練習します。

表彰式が終わり、荷物を片付けていると突然声をかけられました。顔を上げると岩田先生が娘のあいかちゃんと立っています。今着いたとのことで試合は見てもらえなかったようです。今日一日泊まるということで食事を一緒にしようということになりました。練習に行けなかった分色々とお話できれば少しは役に立つでしょう。
ホテルに帰り、着替えてからいつも行ってるという居酒屋？さんへ。次女の美和ちゃんも合流しました。あいかちゃんは中学校の３年生でそろそろ引退ですが、夏の大会にレギュラーを獲得すべく全力を尽くしています。次女の美和ちゃんは福岡代表で福井・富山かな？での全小に行きます。後日福岡の強化選手に選ばれたと連絡がありました。このふたりの食欲はすごいですね。流石にアスリートです。普通の話とテニスの話は違います。目つきがキッと鋭くなり、輝かせて話を聞きに来ます。体を乗り出して聞くのです。アスリートの顔を持った子供たちを育てるのはやはり指導者の情熱なのでしょう。岩田先生は外科のドクターで肺がん専門だそうで一週間に難しいオペをいくつもこなします。疲れきっていらっしゃるのに土日はほとんど中学校で外部コーチをやっています。自分の子供ということもあるでしょうが、団体での勝負を常に考えておられる。テニスは団体競技です。一人だけで上手くなることはできません。それには公平性と慈愛がなければできないことです。お子さんたちを見ているとその愛情の深さを感じます。どうぞお二人共いい人生を歩んでください。
岩田先生も自分のテニスも成長させていただきたいと思います。私も中学校、高校を20年ほど見ましたが、教えることより教えられることのほうが多かったです。教えるための勉強も必要ですし必死で考えてプレーができないと説得力がありません。そのために技術はあがります。更に戦い方や心理を教えてやらねばなりません。自分の経験は大事です。自分ができないことは教えてやれないもんです。最後はこちらが大切になります。頑張っていただきたいと思います。

6/8少し調子が回復したのを感じています。レシーブが自信を持って90％打てました。ポーチボレーも80％でした。まだ躊躇があります。あと３週間です。

2015.5.25
今日は羽曳野市の西浦ｺｰﾄで11~17時に佐々木さん・前田さんがやっている練習会があります。佐々木さんとの練習は、ﾀｲﾐﾝｸﾞよく隙を見せるとどしどし食い込んでくる強さがあり、自分たちが逆境でもいくつかの回復方法をわかっているいい選手です。彼も僕と同様に、中学高校大学あるいは実業団とソフトテニスのエリートコースを歩んできた人ではありません。高校でテニスを中断し、近くの地元のソフトテニスクラブで楽しみながら、しかしコツコツとテニスをやってきました。ある時、テニスに熱心な先生が引越ししてこられて、引っ張られて試合に出るようになりました。最初は自分の位置やテニスが通用するかどうかわからないのでただ速いボールを打って入れば勝ち、入らなければ負けのテニスだったようです。しかし試合に出続けることでテニスの戦い方を学び、次第に勝つようになっていきます。ポイントをいかに取るか、どこに打てば苦しくないか、試合をしてみればよくわかるのですけど、彼はその戦術と確かな決定力のある1本の強さを持ち合わせています。技術は我流の匂いのする打法ですがそれは結構理にかなっていて、僕が思っている技術に近いものがあります。これは一人で悩みながら体得してきた結果身につけた誰にも真似できないものがあると思います。持って生まれた運動神経、勘の鋭さが超一級品であることは間違いないところです。これからも田中選手と組んで、学生時代から名を馳せてきた多くのﾄｯﾌﾟﾌﾟﾚｰﾔｰたちといい戦いを長く続けていってくれることでしょう。僕も彼と練習することで、その一本の厳しさをもぎ取る集中力を学びたいと思います。これも同じですが、対戦する時、彼が本気で相手をしてくれて、遊ばないでやってくれるまで自分を出していきたいと考えています。そこから自分も彼ももっと成長できるでしょう。それを見ている周囲の人達が、テニスに真摯に向き合って究極の楽しさを自分で追求したいと思うようになってくれたら嬉しいです。
本日は、男性が3名でしたので、中辻さんに声を佐々木さんがかけて練習をしました。彼女も女性とはいえ全日本選手です。油断すると攻め込んできます。佐々木さんは容赦なく彼女を攻め続けます。僕と佐々木さんの勝負をする以外に勝ち目は出てきそうにありません。一試合目は結構佐々木さんのミスとﾌｧｰｽﾄｻｰﾌﾞが殆ど入らなかったこともあり、ﾌｧｲﾅﾙで辛勝でした。次のｹﾞｰﾑは最初から飛ばしてくられて4ﾎﾟｲﾝﾄくらいで負けです。気合を入れてくることの重要さ、そして入り方を間違うと短期決戦型のｿﾌﾄﾃﾆｽでは強いものも負けることがあるということを証明したような結果でした。
その後2試合行いました。しかし4-1,4-2とﾌｧｲﾅﾙまで持っていけません。そこにはまだ佐々木-高原の勝負をしなければいけないと分かっているのに尚守ってしまう自分がいるのです。それが今の自分の情けないところです。
しかし今日、3試合目くらいに少し吹っ切れたものがあります。ﾚｼｰﾌﾞを打っていくことの大切さを実感しました。守っているだけ返しているだけではやはり勝利はやってきません。大切に返すだけでも勝つ場合もあります。例えばこの近畿大会で東山さんが普通にﾚｼｰﾌﾞを返していただけでしたが、優勝しました。試合には流れが有り、今回はﾐｽや無理をしないで自分の出来ることを徹底して行ったことが結果として彼のﾉｰﾐｽへと繋がったのだと思います。こういったことはしかし希です。全日本西日本の大会では恐らくですが欲を通り越した信念を持ってｺｰﾄに立っているところに神は降臨します。そこにはﾋﾟﾝと張り詰めた糸のような状態が存在するのです。
そういった意味で、ﾚｼｰﾌﾞはしっかりと打ち切れるようになりました。それはﾗﾘｰに自信が付いたことによります。何か打ちきれないと感じたことは基本的に打つことに無頓着すぎているからです。それはきっと遠い昔に体得したもので、頭で理解し、考えながらできるかというとそうではない部類なのでしょう。つまり、ﾑｶﾃﾞに一歩目はどの足から出すのですか？と質問するようなもんです。人に一歩目を出すのにどうやって出すのですか、と聞かれても明確に回答できないですよね。初心者にﾌｫｱﾊﾝﾄﾞはこうやって、ﾊﾞｯｸﾊﾝﾄﾞはこうやってといいますがその通りにできないと分かっているとはいえないのです。今回いろいろ試して、やっとそれが一致したのでしょうか？なるほどそれは言い続けてきたことです。素直な心があれば自分からでも習うことが出来るもんです。
問題はｽﾏｯｼｭです。一時回復したと思いましたがまだ完璧ではありません。ただそうしなければいけない意識が戻ってきました。後は打ち切るだけです。
ﾈｯﾄに詰めての前衛のﾌﾟﾚｯｼｬｰをかけた動き、基本技術がやっと戻ってきつつあります。
2015.6.14
芦屋ｵｰﾌﾟﾝが神戸の芦屋公園ﾃﾆｽｺｰﾄで開催されました。ここは関西で最も有名な高級住宅の立ち並ぶ市です。芦屋公園ｺｰﾄも市営とは思えないほど美しい場所と景観です。この時期はちょうど西日本シニア選手権大会の一週間前ということもあり、西日本各地から調整のためにこの試合に参加してきます。昨年などは大阪の社会人選手権大会と同日でしたが、大阪社会人に参加したチームはほんの数ペアでした。最近では異府県の選手同士がペアを組むことも多く大きな大会の前には練習できるローカルの大会を選ぶ傾向があります。５歳刻みになって１都道府県の中での試合は参加数が限られ、いつも同じ組み合わせになってしまいます。何の面白みも緊張感もないというのが実感なのです。決められたことをただ支部では踏襲していくよりも、独自の運営をしたほうが活性化につながっていくと思うのですけどどうでしょうか？最近はコンピューターを使い支部の大会も連盟本部を通してエントリーなどがなされているようです。しかし、あまり意味がないことです。試験期間という意味では価値があるでしょうが、何でしょうね？
さて、この大会が持つ意味が重要な位置付になっていることは上に述べたとおりです。我々も、もちろんそのつもりですし、春からのスランプの抜け具合や出来ていないプレーの確認をするにはいい大会です。できれば最後まで勝ちきりたいという意思で臨みました。つまり勝つための最終調整の試合をやってみるということです。
今年もドローを見て、すごい厳しい組み合わせだなと思いますが、どのリーグも抜け出すのは相当大変です。誰が勝つかはわからない・そんな感じです。初戦は徳島の佐藤・矢田ペアです。佐藤さんは新開さんの２つ下の高校後輩です。しっかりした柔らかいフォームからミスのない打球がやってきます。そしてバックハンドが上手く、攻撃してきます。一度島根の渡辺さんと組み、西日本リーグ内で負けたことがあります。矢田さんは60になりテニスの指導からプレーヤーに変わりました。徳島での新開さんのペアでした。二人共仕事をリタイヤして十分練習が足りています。緊張しながら試合に入りました。試合は技術だけでなく精神的なものも大きな要素です。我々よりも、どうやら緊張度が高かったようで、ボールがあまり生きていません。最初のバックアタックがフレームながらも返りそれからの攻めがなくいつもかわすテニスとなりました。浮けば小早川氏の強烈なサイドパッシングがあります。④-0でした。次は木下・中川ペア。木下さんが生駒さんの都合が悪いので探してくれと言われて探したのが中川さんでしたが、まさかうちのリーグに入っているとは思いませんでした。最初は圧していいったので3ゲームスっと取れました。しかしここから安心するのか、なんとなくミスが出たり体が行かないところにボールが来て弾かれたりと、嫌な感じになてきました。2ゲームを取られたところで、「自分に対する怒り」がないなと小早川氏と話しました。それを持って自分を奮い立たせないと勝てない！と。情けないという感覚、何してるんだという怒りが自分を平常心に戻してくれます。声をいくら出しても、いくら体を無駄に動かしてみてもそれはきっと役に立たないでしょう。出来ていない自分に怒りがないと人には勝てません。まず自分を怒ることです。それから、やっと立ち直り勝つことができました。ムラムラと自分に対して湧いてくる怒りが体に活力を与えるものなのだな・と感じた試合でした。リーグの最後は前田・木村ペアです。彼らは今年実力が付き、近畿大会でも入賞しています。打球力があり、前衛が背が高いだけに、受けに回ると叩かれます。強いボールを打たせないで小早川さんに自由に打たせることがいいでしょう。④-2で勝てました。
トーナメントに入ると、我々は客坂・中辻-松本・近藤の勝者との対戦です。どちらも強敵です。客坂さんは最近ロブに磨きがかかりました。中辻さんの前衛力もかなりアップしています。松本さんは昨年55の全日本以来打つだけでなく球持ちがかなり良くなりました。加えてボールも早くなった気がします。近藤さんはサーブレシーブともに素晴らしく、前衛技術も全て悪いところがありません。松本さんのシュートボールを中辻さんがどれだけ抑え、近藤さんが客さんのロブをどう料理していくかがポイントです。最初は一進一退で進みました。サービスキープが続きます。しかしボール回しの上回った客坂さんのファイナル勝ちです。我々は今年のスーパーシニアで彼らに勝ち、池田杯で負けと互角です。やはり客さんの回しを僕がどれだけ抑えるか。コバちゃんの回しと攻めに中辻さんがどれだけ取るかの勝負です。ただここまでスマッシュに悩んできた僕にはやや不安がありました。最初からそのような戦いが続きます。しかし分は客坂ペア。上と横を同時に気にしていた僕は結局あまり何もできていなかったですね。ゲームカウント1-2の2-3のゲームポイントで中辻さんのスマッシュを2本フォロー。３本目をサイドアウト。これでツキが来ました。そのゲームを取り2-2。次を取り3-2。ここで次のゲームは乗っていかなければいけないのですが簡単に落としてしまう。ファイナルです。もう一度スイッチを入れ直すのですがやはり一進一退簡単なフォローやストロークミスで4-4まで。そこからラッキーなことに３本相手のミスから取ることができました。7-4でした。
反対の山からはこちらも激戦ですが、準決勝で新開・高田を２で黒田・杉野ペアが上がってきました。黒田・杉野ペアはリーグ内で谷本・小森ペアをファイナルで退けています。今日の新開戦を見ていると、ボールも速く深く、とてもまともに正面から戦えば勝機はありません。最初からちょっと出てみるよとコバちゃんに言っておきます。一本目はしかし綺麗に抜かれました。単モーションでは見られますね。しかし、早めに何本か出たので黒田さん、それより速い球や先を通そうとしてネットやアウトを重ね出します。杉野さんがたまらずポジションを真ん中に取り勝負に来ようとしますがそんな時は簡単にサイドパッシングが決まります。作戦勝ちで④-0で決まりました。
やはり自分と対戦するチームの試合をよく見て傾向をつかむこと。後衛のくせや気の強さ、弱さそういった全ての場面を想定して臨むことは重要です。ましてや以前にやった相手ならば以前の戦い方をしっかりと頭に入れておくことです。人は忘れます。ですから、新しい年になればまた脳に情報を入れては出す、そのスピードを高めなければなりません。
秋までに頑張ってみます。
2015.5.24
今日は春季八尾市民大会です。いつもは最近東山さんとW前衛でやるのですけど、今年は堤下・東山で近畿大会を制覇したこともあり、分かれて出場しました。後衛は丸山さん。住金の夜間練習を一緒にし、最近メキメキと力をつけてきました。神戸で優勝しようと組みましたが、惨敗。ﾘﾍﾞﾝｼﾞでどう？と参加をお願いしました。ｼﾆｱ45の部で出場。6ペアの総当りでした。強豪がたくさんいたのですけど、堤下ﾍﾟｱがやはり最強です。お互い4勝通しで決勝となりました。最初は相手のﾐｽもあり、また積極的に仕掛けたこともあり、GC3-0とﾘｰﾄﾞ。次のｹﾞｰﾑ、大事になってはいけないよと言いながら落とします。次も落とし3-2。次のゲームは3-1とﾘｰﾄﾞ。次のﾚｼｰﾌﾞ、ｱｳﾄ。次の自分のﾚｼｰﾌﾞを打とうかどうしようか迷ったのですが、ｼｮｰﾄﾎﾞｰﾙを打ちました。強烈なﾚｼｰﾌﾞを警戒していたので、ﾁｬﾝｽﾎﾞｰﾙが上がります。一瞬ｽﾏｯｼｭと考えたのですけど、まあ・とマルちゃんに・・力が入りﾈｯﾄ中段。ﾃﾞｭｰｽとなりもう一回ﾏｯﾁあり。今度は前衛なので少し打ちにくいところへﾎﾞｰﾙを送ったのですが、ﾗﾘｰが長く続き、結局ﾈｯﾄ。もう一回ﾏｯﾁあり。ｱﾀｯｸ行ったのですが、ﾐﾄﾞﾙの予定が正面に行ってしまいました。止められてﾃﾞｭｰｽに。結局このｹﾞｰﾑも取れずﾌｧｲﾅﾙへ。一進一退で5-5。東山さんのｻｰﾌﾞでした。結局取りきれず5-7負けです。
結論は、僕の判断ﾐｽとﾚｼｰﾌﾞの弱気がでた試合でした。ﾏｯﾁでもっと攻めていくべきでした。ﾐｽを恐れて無難にやってしまったのです。吹っ切れないときっと勝つことはできないのでしょう。

2015.5.23
朝は早起きして橿原クラブへ。岡山でのｲﾒｰｼﾞﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ、昨晩の無心のﾗﾘｰから何かを掴めたかを確認したいと考えます。藤岡選手とｽﾄﾚｰﾄﾗﾘｰ。これは良かったですね。前衛同士、小さくｺﾝﾊﾟｸﾄに短めのﾗﾘｰで最初の一本は５分以上続いたと思います。ﾐｽは絶対しないという意地で続いたでしょう。合計30分ほどのﾗﾘｰでしたが、充実したいいﾗﾘｰでした。まだでもしっくり来ていないのは何かが不足しているのでしょう。
前衛練習、やはりまだ何かが欠如しているような気がします。ｽﾏｯｼｭはやはり肩の痛みがあるにせよしっかりとしたｲﾝﾊﾟｸﾄが得られません。ﾎﾟｲﾝﾄがずれているのです。足が動いていないのでしょう。ﾀｲﾐﾝｸﾞもよくありません。打ち焦りが自分でもわかります。前回の東西対抗で回復したと思ったのですが、まだダメでした。余裕が出来ていないのです。できるということはその端境期 にいるのでしょう。まだですね、もう少しです。ﾚｼｰﾌﾞ練習でも同じです。思い切って打てるとき、強く打てない時、それが混在しています。中途半端です。
最初の試合、益田・藤岡vs小早川・高原　かなり若いランクとやるのですけど、これくらいに勝たなければ全日本は勝ちきれないでしょう。ぶつかっていきます。先行するのですけど、やはり追いつかれ始めます。3-1からﾌｧｲﾅﾙへ。ｺﾊﾞちゃんが・あかん、ﾘｰﾄﾞした途端弱気になってる・そんなんじゃ勝てない・その通りです。彼は・抜かれてもいいから勝負に行って・といいます。そうです。大事に行ってはいけない！と言いながら、慎重になってしまっているのは実は僕なのです。体が前に行っていない・そうです、少し理解しかけていたのですが、自分では前にいるはずなのにﾐｽした時の位置はかなりﾈｯﾄから遠くの位置です。あれっ！？と思うのですけど、結局どこにも行けない迷子のような状態で、攻めるでもなく守るでもないﾎﾟｼﾞｼｮﾝにいるのでしょう。後衛は前衛のそんな状態は透けたｶﾞﾗｽのようにすぐ分かるのでしょう。相手もわかるのですね。どんどん攻めてきます。一歩前でﾎﾟｼﾞｼｮﾝを取ることがこんなにも大切なことであることを、認識しているつもりでしたが、体が対応できていなかったのですね。前で、中央で攻めのﾎﾟｼﾞｼｮﾝから何をするか！それが大切でした。
忘れていました。今年はｹﾞｰﾑﾎﾟｲﾝﾄ、ﾏｯﾁﾎﾟｲﾝﾄは自分で決めるんだという決意をしていました。そのために何をするか、それが課題だったのです。それなのに、目先の勝利を意識して大樹を見ることを忘れていました。
勇気を出して動いてみます。ﾗｹｯﾄに引っかかるﾎﾞｰﾙが入ったり、ｻｲﾄﾞを抜いてｱｳﾄが出ました。最後はｺﾊﾞちゃんがｻｲﾄﾞを抜いて決めました。まだまだですが、今日はまだ少しﾏｼだったように思います。

2015.5.22
5.18～5.22の一週間は岡山で母と過ごします。今回は先月除草剤で処理した田の枯れ残りの草を刈ること。後は裏庭の清掃、家の周りの小さな畑の耕耘をすることにしていました。テニスを離れ他の事に一生懸命やってみることも楽しいものです。裏庭の竹やぶからは淡竹（はちく）が顔を出しています。抉みのないこの筍は子供の頃から好きでした。柔らかい小さな筍で作る筍ご飯は美味しいですね。
小さな畑は今は何も作っていません。近年、猪は昔から出没していましたが、鹿が家の周りに餌を取りにやってきます。かつて散歩していると昼間に大きな牡鹿に出くわしました。お互い目があっている間はにらみ合いです。少し目を離した瞬間、傾斜が15度位の坂を人けり5m位のジャンプ力で逃げて行きました。怖かったのはお互い様ですね。
その鹿たちは新芽が大好きです。農作物を植えても芽が出ると、すぐさま食べられてしまうのです。電気柵や鳥獣防止ネット、金属柵などを作って対抗しますが、結構苦戦しているようです。
まあでも何か作ってみようと、畑を小さな耕耘機で耕したあと、トマト、なす、ピーマン、とうもろこしを苗を植えてみました。次月に帰ったとき無事ならば防護柵を作ってみようと思っています。無事でありますように。

5.22は14:30くらいからﾚﾃﾞｨｰｽで少しﾃﾆｽをする。一週間ぶりに握るﾗｹｯﾄはやはり楽しいという感覚を思い出させてくれる。じっとやらないことも心と体のためにはいいのだろう。
夜は続いて夜間体育館練習。今日は昼間もあったので参加は少ないかと思われたが、普段来ない人、この夜間練習しか来れない人もいて結構盛況でした。若い19歳の祖父江くんという高知からやってきた元気のいい若者が僕の乱打の相手です。何も考えないで力のままに速いﾎﾞｰﾙに負けないように、若者に手加減されないように本気で相手をしてもらうようにと全力でぶつかります。皆はそんなにやらなくても・・といいます。でも、限界が何かをわからない僕は試してみるしかないのです。彼が本気で相手をしてくれれば、そこから自分の何かを見つけることができます。持久力も付けることが出来るでしょう。自分からミスをしないこと，喰らいついていくこと、自分からラストを言わないこと・・最後のものは守れませんが、そういう気概でやっています。この日は帰ってから、手首と肩、肘をアイシングしました。これはよく効きます。アイシング後に入浴してマッサージすることも大切です。


2015.5.17
四日市ドームで5/15～16と東西対抗戦が行われました。結果は4勝１敗でしたが、満足できる結果ではありませんでした。腰を痛めていた小早川さんは復調し試合勘は徐々に戻っているようです。私のほうがまだ追いついていないのが実情です。初戦から、ずっと勝負に行ったり仕掛けたり、いろいろやったのですけど何一つうまくいきません。まだポジションが悪いのでしょう。ボールが先を通っていきます。いつも後を追いかけたそんな大会でした。
それでも勝率が良かったのは小早川さんの頑張りにつきます。最終戦の阿部・鈴木ペアとの対戦でも3-0からひっくり返されました。・というより私が変に意識しすぎたのか、決められないイージーボールミスがたくさん出ました。ドームでの見にくさは差し引いたとしてもひどいものでした。ボールに絡むと失点します。あんなひどい状態でも黙々とボールをつないでくれる後衛には、全く頭が下がります。そうでなくては勝ち続けられないのですね。ひたすら信じてボールをつなぎ、ワンチャンスを待つ。絶対確実だというところまで行かないと打ったりはしないのですが、打てば必ずポイントになります。だから攻めるイメージがあるのですけど、実はつなぎを主眼に置いているだけのことです。
まだ、彼は僕が復調するまで待ってくれています。その期待に応えるべく、努力します。

この日は朝ゆっくりしようかと思っていたのですけど、突然堤下さんから電話がありました。東西対抗の後広島の直原さんが伊勢神宮を回ったあと、大阪で練習をして帰りたいが、橿原クラブはどうか・と。滅多にない機会を大事にしたいということもありました。自分のこのモヤモヤをもう一度確認するのも必要と、小早川さんに連絡して了解を得ました。
午後から出かけて行きましたが、既に到着され基本練習を一通り済まされていました。直原さんは、一度来てみたかった・と話されました。我々の練習は彼にはどう映ったでしょうか・・堤下・直原ペアと対戦しました。今まで岡山の合宿や広島との合同合宿は数限りなくやっています。直原さんとの対戦もかなり多くまあまあの戦績でした。しかしいつもペアが違います。シーズン外ということもあり、直原さんの本気モードもあまり感じられなかったのも事実です。しかしこの日は違っていました。レシーブでも積極的に攻めてこられます。今まで本対戦でも直原さんが僕のサイドへ打ってきたことなど一度もなかったのですけれど、今回はフォアでしかもフェイクを入れて打たれました。その前はセンターへ２本。まともに後衛に返した玉は一本もありません。それだけでなく、フォローやローボレーハイボレー、クロスポーチと完璧にやられたという印象です。かつて安達・直原ペアで組まれていた絶頂期に一度見たことのある凄さでした。堤下さんは絶好調が続いています。その配球に乗ってのびのびとしたプレーでした。
絶不調にある我々とは比べ物にならない体のキレでした。きっとベストなテニスだったでしょう。
技術もまだ低迷状態、リードした時の攻めが不足している精神的低迷、これらがまだまだ分かっていないなと感じ、焦りばかりが目立った一日でした。今日の小早川氏は疲れのせいかキレが少し不足していました。それは仕方のないことです。課題は山積していることを納得しました。
2015.5.11
季節はずれの台風が石垣島を通過中、明日は大阪にも雨をもたらしそうです。
5.9~10と行われた近畿選手権はちょっと八尾の旋風も吹き荒れました。成年男女で須山夫妻が準優勝をしてくれました。旦那の方は北野さんとのペアで５年連続決勝進出でこれは立派な記録です。しかも来年からはｼﾆｱ45になる後半での成績ですので、本当に実力があるということですね。北野さんも肉離れなどの故障がありながらここまで行くのは立派なものです。奥さんの由紀ちゃんは成年での前衛がいなくて出場ができていませんでした。ここに来ていい前衛さんと巡り合ったのですね。今後も活躍をして欲しいものです。
ｼﾆｱ60男子は東山さんが吹田クラブの堤下さんとのペアで優勝。我々は４本がけで彼らにﾌｧｲﾅﾙ6-8で敗れました。ファイナルも2-0といいスタートだったのですが突き放せない。4-2まで行っても追いつかれる。4-4の勝負に出たポーチは高いボールでチップ。見逃せばアウトだったかもしれませんが、勝負とはそういうものです。5-6でマッチのイージーボールを東山さんがスマッシュミス。流れが来たかと思いましたが、風は相手に吹いていました。この試合も1-3とゲームをリードされ追いつく展開。しかし突き放せない息切れをしたような追いつき方です。ファイナルの勢いがありません。もう少し強いうねりを起こさなければ勝てないようです。
堤下・東山ペアの決勝の相手は客坂・中辻ペアです。ここはどちらかというと比較的順当に決勝まで上がってきました。試合は客坂さんと堤下さんの長い中ロブを主体にしたテニスで進みます。前衛も迂闊に手を出せませんが、打ちミスはどちらも逃しません。堤下さんはじ徐々にシュートも打ち始めます。中辻さんが途中からよく堤下さんのボールに合い出してシュートは綺麗に合わし出します。3-2客坂ペアリード。ここで堤下さんが少しペースを変えてゆるーい中ロブに切り替えます。客坂さんが球筋が見えすぎるのか、引き付きすぎるのか東山さんが動かないのが気になるのかボールを放り出します。そしてファイナルに。
ファイナルも一進一退ですが６ゲーム目の流れがそのまま残ります。堤下5-3。ここでクロスに速いサービスが入りノータッチ。最後は長いクロスのラリーを客坂さんのネットでゲームセット。
今回の東山さんの優勝で２年連続ｼﾆｱ60は八尾に盾がもたらされました。いい後衛さんのおかげでもありますが、これは素晴らしいことです。できれば来年も我々は守っていきたいもんです。

さて今回も問題がありました。
近畿選手権大会という権威がある大会でありながら、少しクレームをつけさせて頂きます。通常ドローを組む際には何らかのルールがあると思います。1番目は昨年の実績、2番目は都道府県の分散、3番目はｸﾗﾌﾞが重複しないこと・・だと思います。ｼﾆｱ60での昨年の実績という点から見るとﾍﾟｱが崩れなくて参加しているペアは少なく、片割れで入っているところが多いので順番は昨年度の実績を考慮しても内シードは順不同でいいと思います。都道府県も他府県でのペアが多いのでそれほど気にすることはないでしょう。大体ばらまけばいいと思います。そして同一クラブから出ている場合は少し分散するのが普通だと思います。せめてそれくらいの配慮はしていただけないものなのでしょうか？自分たちのことが入っているので書かせてもらいますが、八尾から3ペアｴﾝﾄﾘｰしましたが、その3ペアが全て第1シードの山の中に入っているのはどういうことなのでしょう。このドローはやっつけ仕事で作成したものとしか見えないですね。小さな市民大会でさえも、組んだあとにクレームが出ないかどうかを検討して何回も見直しをします。ましてや同じ山の外シードと内シードに同じクラブを入れるなどということはあってはならないことです。
これが今年一回だけなら何も文句はいいません。何かの間違いかと思い黙っています。しかし３年程連続で行われているのです。過去のプログラムを見直して頂ければすぐわかります。毎年八尾からは2ペアがｴﾝﾄﾘｰしますが、必ず同じｿﾞｰﾝで2回戦か3回戦で当たるように作られているのです。
このようなことが続くのは少し常識とはかけ離れているように思います。同じクラブで切磋琢磨して練習に励み、できれば決勝で会おうと思い会場に来てみてプログラムを見ると愕然としてしまいます。勝負事ですし、トーナメントで優勝するのは1ペアですから優勝だけを目標にするならそれもいいでしょう。もし本部がそういう説明をするなら、それなら所属などは無関係なので都道府県だけを記載すればいいと回答します。さらに言うなら都道府県も必要ありません。ﾍﾟｱだけを記載すればいいです。そして3位までを入賞し表彰するということも必要ないですね。所属を明らかにして記載し、best４に名誉を与えるというなら、それだけの可能性が生じるようなドローを作成しなければなりません。それが主幹として行っている県の責任であり義務であるでしょう。
今回のプログラムについて多くのクラスで同じような苦情を聞いております。
近畿選手権大会という大きな権威のある大会を保持するために、関係各位の一層のご努力とご尽力をお願いいたします。

2015.5.5
神戸山手クラブ主催の全国大会。この大会ももう参加して長いことになります。震災の支援などを通じて色々とご協力頂き、一段と親交の深いクラブの一つです。
今年は丸山さんと参加しました。リーグは3チーム、木下・生駒、松本・大川ペアです。最初の松本・大川ペアとの対戦ですが、結構最初に思うような展開にされて0-3。最近こういうことが多いのですけど、今日の原因は1ゲーム目にあります。ポイント1-0からの２本目。簡単なｽﾏｯｼｭをﾐｽ。これで1-1。何でもないように見えるこのﾌﾟﾚｰが今日の試合の全てでした。もちろん展開は変わってくるでしょうが、おそらく1ｹﾞｰﾑは落とさなかったでしょう。こういったところをﾐｽしてしまうことが今の結果となっています。
試合は0-3の0-3。万事休すです。ここを0で終わってしまうと、いくらﾘｰｸﾞとはいえ勝ち上がることは不可能です。三つ巴を期待してもやはりここは負けるにしてもファイナルにすることは絶対です。ｻｰﾋﾞｽの時打つまでの時間で少し間をとり丁寧にサービス。今まで嫌なところに来ていたボールが甘く返りポイント次の松本さんﾚｼｰﾌﾞのﾛﾌﾞをｽﾏｯｼｭ。次を長い逆ｸﾛｽのﾗﾘｰを抑えﾃﾞｭｰｽ。難を振り出しに。何度かのポイントで取りきって1-3。次のｹﾞｰﾑも取り2-3。逆転の可能性が出てきましたが、ここで大川さんが動く。言えば良かった、と思いましたが遅く先行されます。粘りましたが、ちょっと無理も重なって2－④負けでした。ただ首の皮一枚残し、次の木下・生駒vs松本・大川戦を見守ることに。ここも一進一退でしたが、木下さんの粘りでﾌｧｲﾅﾙ勝ち。これで我々が勝ち上がるには④-0で木下さんに勝つことが条件となりました。でもこの薄氷を踏むような緊張感を持って試合をすることが大切です。こういうことができたので今日の試合は価値がありました。ﾜﾝﾁｬﾝｽをモノにできれば本物です。木下・生駒戦を0で切り抜けるには大変です。でも可能性はあります。自力で狙える幸せは素晴らしいものです。一方、松本ﾍﾟｱは我々が勝つ以外に自力での勝ち上がりはありません。これは歯がゆいものです。
試合前の練習も入念に行い、感覚は少し戻りました。しかし完全ではありません。でもそんなことは言ってられません。④-0で勝つ！と意気込んで入りました。1ｹﾞｰﾑ目はその気迫で取り2ｹﾞｰﾑ目も3-1まで。しかし2本、ﾎﾞﾚｰ・ﾚｼｰﾌﾞﾐｽで3-3。長く続きましたが、結局落とし1-1。この時点で我々のﾘｰｸﾞ抜けはありません。後は意地の勝負となります。いつも先行します。3-1で先行するのですけど、取れません。結局長いﾃﾞｭｰｽの末逆ﾎﾟｲﾝﾄ一回で取られて1-④負けでした。何がいけないのか今日はわかりません。攻めも割と厳しい所に行っていましたが、それでもﾎﾟｲﾝﾄが取れません。ただ木下さんにﾌﾟﾚｯｼｬｰをかけられていなかったように思います。後衛に自由に打たせてしまったことはやはりいけないことです。取らなくてもいいから相手が嫌だと思うﾎﾟｼﾞｼｮﾝを確保しておくことが今日はできていなかったですね。
今日のﾄｰﾅﾒﾝﾄは、優勝：福谷・木村、2位：常久・芳上、3位：新開・高田、緒方・荒川でした。

2015.5.3
東大阪STA主催の超壮年大会。今年は第２シードでのドローです。参加数はどのクラスも比較的多く最近では決勝が時間をオーバーして行くことも希ではありません。加えて、技術的な向上もあるのでしょう。一試合の時間が長くなっています。今日も我々のコートで行われていたｼﾆｱ65の試合が１時間近くかかっていたものが2試合もありました。そのため、非常に待ち時間が長かったことやｺｰﾄ変更などがあって暑い日差しの中で少し朦朧としてきた感じでした。4チームのﾘｰｸﾞでしたが、２勝同士の戦いとなりました。柿原・杉野ﾍﾟｱとやるときはどうも心身ともに何かしらの違和感を感じていました。いつも集中しなければならない相手には試合前に緊張感が漲り、体は勝手に反応していくのです。今回、そうではなくひどい疲労感を感じながら試合に入りました。集中力散漫というのはこういう状態なんでしょう。大事に入っていったｹﾞｰﾑ運びに後衛の自信のなさを感じます。スキがあれば攻め込んでいくあの闘争心が影を潜めていました。そして僕も集中力がないのか、見すぎていること・いつもより半歩ｺｰﾄの外に出ているﾎﾟｼﾞｼｮﾝを薄々感じてしまうのです。出ても届かない。出れば抜かれるという悪循環が次第に焦りに変わります。ｹﾞｰﾑｶｳﾝﾄは0-3までアッという間になってしまいました。3ゲーム目、大事に行っても駄目そうだからちょっと打っていく、と小早川さん。OKといったのですけど、返ってきた球に少しずつ追いつけず失点が重なります。あの時もっと攻撃的なポジションを取っていれば、取れたはずでした。0-3となると、少し相手も勝ちを意識します。今まで打たなかったﾎﾞｰﾙで攻めﾐｽが出て1-3。次のｹﾞｰﾑも流れがこちらに傾きかけたのですけど取りきれず敗退。なんともチグハグでした。
それというのも僕の体の疲労がどうも累積極地に来ているようです。判断力や瞬発力が一瞬鈍ります。一瞬の過去の引きずりが、後手後手に回っていくのです。今は体力を回復させることが大切なことです。
2015.4.29
一日おいて四国の香川県で開催される若水クラブ杯に今年も参加しました。この大会は高宮選手との祈念の大会です。僕は一生参加し続けようと心に決めています。
さて、１０歳区切りでのこの大会は昔の呼び方ではシニア２部の大会ということになります。５５歳から６５歳までの厳しくもまた楽しみな相手との戦いが始まります。リーグは１リーグ４ペアで６ブロック。上位２チームがトーナメント出場です。どのチームも強豪ぞろいです、予測のできない展開といって良いでしょう。我々のブロックは、常久・芳上、毛利・吉田、宮脇・斎藤、新開・高原です。なんと厳しいところでしょう。最初は常久-宮脇ペアの対戦でしたが簡単に常久さんの④-1勝ち。我々は初戦から毛利ペアです。ただまだ毛利さんが打ちきれてなくて新開さんは逆にミスがなくて④-1勝ち。宮脇さんにも④-1で勝ちました。常久さんは毛利さんに3-④で負けたため、我々の勝ち方次第で２位が変わります。常久さんも必死でくるでしょう。昨年のこともあり、気を入れて入りました。新開さんは今年一番の試合運びで④-0、しかも後で２ポイントゲームと分かりましたが、終わるまで気がつかなかったほど集中していました。いつもこれくらいの気持ちが必要なのでしょう。
トーナメントに入り、どの試合も激戦が続きます。我々は１位通過でしたので一試合待ちでした。上がってきたのは大関・近藤ペアです。大関さんは今日サーブもストロークも良く近藤さん共にサーブで粉砕してきています。前半は我々もその剛球に押されていました。しかし２，３，４ゲーム目を苦しいながら何とか凌ぎきり３-1リードしました。しかしここからがいけない。今年はここから追いつかれて逆転されています。リードしきったあとの締めができないのが課題です。昨年の課題はそこまでの集中力をどこで入れるかということがわかったのかクリアーできたようです。そこからの最終章の締めがここからの課題です。あと数試合でそれを完成させていきましょう。

試合後、常久さんと色々話をさせていただきました。昨年の全日本での試合のことでどうしても聞きたかったことがあったのでお聞きしました。ただその前に常久さんは、全日本までに対戦したことを踏まえて十分な対策と戦略を考えられたようです。そしてそれをやりきった。途中でそれができなくなって流れが我々に変わり３－１のリードとなったこと。そしてあのマッチにまつわる２人の思いを話してみたのです。実は試合が終わったあと、皆さんに気にするな・とか、あることだよ・とかいろいろ言われていました。いい試合ができただけに負けたけれども爽快感もあり、何とも思っていない、と結論づけていました。しかし何度も思い出します。ああしておけばこうしておけばと次第に自分の中では後悔が膨らんでくるのです。得意だったスマッシュも決まらなくなってきました。上がれば決められると思ったものです。トラウマというのでしょうか、力ばかり入り何とも不安が乗り移ったようなプレーが今日まで続いているのです。過去を割り切ることができなければ人は前に進めません。その割り切りが出来ていなかったのだと思います。常久さんが言われました。・・あのポイントは、こちらに神さんが付いてたんじゃろうね・と。ぽつんと、昨年徳島にいた妹が亡くなって何とか頑張りたいと思ってたんだよ・と。僕はハッと気がつきました。僕も千葉で勝ったときは決して自分のために戦ったのではなかった、たた高宮の墓前にカップを供えてやりたいという思いだけでした。以前にも書いたと思うのですが、僕の目標は全日本と西日本のどちらかのタイトルを取ること。できれば安達・直原ペアに勝って達成することでした。それは高宮と生前に約束していたことです。それが達成されたあと、僕には目標がなくなりました。
でも今はペアも違い、彼らにいつまでも高宮の代理のような気持ちで接することなどできません。素晴らしい後衛と出会った僕は本当に幸せな人間です。日本中で今僕が組んだこの二人は純粋なテニスに掛ける心では双璧だと思います。そして僕は彼らともう一度新たな目標をもってチャレンジしようと決めたのでした。自分のために勝ってみようと思ったのですが、無心にはなれていなかったのですね。常久さんに、なんと勝ちたい気持ちが強すぎるんじゃね・・だからマッチポイントになったとき冷静にどうすれば決まるということが見えんのじゃね・と言われました。周囲で見ている人は、なぜあのマッチで打ったんだ！、とおそらく全員が思ったことでしょう。ポトンと落とせば決まりだったのに・と。でもあのポイントは打ちたかったのです。自分の全てをぶつけたつもりでした。そこが勝負とはまた違った心が入ったのでしょうね。
最後に常久さんは・テニスを楽しんでいるワシには、そこまでの勝ちたいという欲はない・ただテニスが今は楽しい・
それが無心、無欲ということなのかもしれません。テニスは遊びです。純粋に追求することは少しも悪いことではないと思います。ただ、根底にはこれは楽しいことなのだ、ワクワクしながらボールを追っかける。少年少女の心を忘れてはならないのでしょう。

何だか、4/30の今朝は清々しい気持ちで目覚めました。テニスが楽しく思えてきます。こんなにも体は疲れているはずなのに、もう心はテニスコートに飛んで行ってしまっています。自分でも馬鹿だなと思います。
でもいいのです。たかがテニス、されどテニスです。

2015.4.27
昨日、4/26は和歌山県での天長西日本大会でした。試合は25チームの参加のもと、3～4チームのリーグ戦でした。8ブロックありますので、２位上がりとなるととても多くの試合となります。まあ、遠くから来ているのでたくさんの試合をさせてやろうという配慮でしょうが。我々のブロックはミックスが2ペアでした。愛知からかつてのミックスチャンピオン増田・信川ﾍﾟｱが来られていました。小早川さんはミックスに慣れていて、油断の怖さもよく知っています。ですから容赦はありません。もちろん出来るだけ少ないゲーム運びで体力の消耗を抑えるのも考えの一つです。確かに繋ぎやしのぎは非常にうまいのですけど、女性のボールですね、やはり男性と打つと失速します。空中でも速いことはないのです。それは仕方がないことですね。④-0でした。もうひとつの八代・下中ペアは地元です。後衛が男性でしたが、前衛のスマッシュやボレー力に男性とは違うリーチの狭さがあります。こちらも④-0でした。
一位上がりでした。一回戦は小山・角田ペアです。大阪でも何度もやります。それだけに癖も分かってきたので安心した展開でした。④-0。ここまで、ラリーが続くことなく厳しいボレー・スマッシュのポイントなどもありません。少し先の不安を抱きながら次の試合に入りました。中村・松村ペアです。いつもの練習相手、練習会も本番での試合も数限りなくやってきているのです。すべての癖を知った上で全力を出します。立ち上がりがまずかったですね。ボールの処理を誤ってイージーミスが２本。これが大きかったです。一ゲーム目を取っていれば簡単に勝負はあったと思います。これを落とし２ゲーム目も1-3これを凌いで1-1。次を落としそして何となくポイントチャンスがモノにできずゲームカウント1-3まで行きました。ここからじっくりと行く作戦に変えました。するとミスが少し出始めます。流れが次第にこちらにやってきました。3-3。そしてファイナルも4-2。松村選手のロブをスマッシュ読んで追っかけたのですが、まだ自分への安心感がありません。ミス4-3。次２本ロブミスで4-5。次の中村選手のレシーブが深くスマッシュ4-6。最後は帰ってきたレシーブを松村選手にぶつけて4-7で負けです。中村選手は次の丸山・辻林ペアに勝ち決勝です。反対側からは谷本・小森ペアが客坂・中辻ペアを下し上がってきています。新開氏は不調で負けています。決勝戦は7:30頃から行われていました。遅くなってしまうので残念ながら見ないで帰宅しました。

2015.4.14
今年は雨の多い春です。そして寒い。日曜ごとに雨がやってきて、何をするにも嫌になってしまいます。昨日の月曜日、体の疲れもありますがそれ以上に気力が湧いてきません。今日はどうかな・と思って窓を開ければ、朝は雨はなかったものの今にも泣き出しそうな空・暫くすると雨音が一定のリズムで聞こえてきます。梅雨が早くなっているような錯覚を覚えます。
2015.4.12
ﾏﾘﾝﾃﾆｽﾊﾟｰｸ北村で春一番の大会、池田杯全国大会が開催されました。69回を迎えるこの大会は格式のあるいい大会です。緊張感がある試合というのは少ないのですが、そのうちの一つだと思っています。ただ昨今は参加組数がどんどん減少しています。一つはエントリー費が結構高額で一般男女は敬遠気味です。同日に開催される他の試合に多く参加しているように聞き及んでいます。コートの使用料も高いので致し方のないところもあるでしょうが、それでも改善すべきところもあるのではないでしょうか？
ｼﾆｱ男子60も今年は20ペアでした。5歳刻みではこんなものかといえばそれまでですが、しかし寂しすぎるかもしれません。歳を取ると10歳違えば確かに体力の差は大きいです。でも長年培ってきた技術力と経験はパワーを帳消しにできるのではないでしょうか？
関西では近畿、西日本、全日本シニアの3大会は選手権という意味合いもあり5歳刻みでやることも価値があると思います。また、それなりの選手の数も集まるでしょう。でも地方の大会においては果たして5歳の区切りで大会を行うことが正しいのかと思ってしまいます。現に地方の都道府県ではその分類では試合が成立しません。大阪でさえも、もはや1区切りが10～15チームしか集まりません。組み合わせも、成績、クラブを分離すればもはやどの大会を行っても同じドローとなってしまうのです。最近はローカルの試合は多くの他ブロックの選手が集まり試合の面白さがあるけれど、各府県の試合はあまり魅力がなく、市民大会くらいの緊張感しかないね・・というのが大概の意見です。一度見直しをすることも必要ではないでしょうか・
ソフトテニスが面白いと思ってきた我々世代が離れていくようでは、現状のあり方は大きな衰退の問題を含んでいるとしか言い様がないように思えます。

さて、池田杯は今回は60のクラスができて2年目です。昨年は幸運にも優勝できて今年は第１シードを貰っていました。同じブロックには、堤下さんがいます。昨年10月の奈良西日本で苦戦した園田さんも入っています。更にエントリーミスがあったということで、前回の春府民大会の覇者である綱島・松林ペアが我々のリーグに入ることになりました。ややこしくなったものですが、親善を目的としている大会ではこの辺も大人の対応でいいと思います。冗談では・ハンディつけようぜ・などと行って脅しますが。。
1試合目は園田・角田ペア。園田さんは熱心に香芝クラブで練習され、最近粘り強くなってきたと思っていました。昔のように続けていればミスで終わることはありません。角田さんは長身で東大阪市で昔からよく知っています。最近はやはり練習が足りていてミスが次第に少なくなっています。心配していた通り、丁寧に入っていきポイントがもつれます。突き放せばいいのですけどついミス待ちをしてしまうのです。思い切って相手は振り回してきます。デュースが長く続くのですけど、なんとかポイントを取って④-1でした。このあたりの割り切りと対応が、まだ小早川氏が完全ではないなと思えるところです。綱島さんたちが入ってきたために最初の試合が変わり、堤下④－3綱島で勝ちでした。従って、次の堤下戦に我々が負ければもうそこでリーグ抜けは無くなります。気合を入れなければなりません。堤下氏には前回のスーパーシニアで負けているだけに２連敗は避けなければいけません。勝ったほうがリーグを抜けることはどちらも良く分かっていました。従って最初から長いデュースが続きます。これを落とせば気力が失せるとわかっているので必死でした。何とか取ることができました。次のゲームもリードしたのですがなんとなく締めきれず1-1。もう一度仕切り直しです。お互い諦めない粘りでポイント劣勢になっても喰らいつき何とか④-1で勝ちました。これで綱島ペアにもし負けても大体上がりは決定しました。それでもリーグ最終戦、負けるとモチベーションが下がります。綱島ペアに連続で勝たせて気を良くさせないことです。ここで叩いておけば、一気に駆け上がっていくことなどできないはずです。ここも必死で取りに行き④-1。リーグは抜けました。我々は相手を待つだけです。下からは松本・大川vs客坂・中辻の勝者と対戦です。ここは客坂・中辻が2で下して上がってきました。客坂さんはブロックで福谷さんと壮絶な打ち合いをしていました。その勢いで最初打ってこられました。ミスがいくつか出たのと打つので前に詰めているので中ロブが通ってしまいます。今日はいつもと違う客さんに戦い方が後手に回ってしまいました。１ゲーム目を簡単に落としたのが良くなかったです。確実に取りきらねばいけないところを並行カウントにして自分たちの首を絞めたのです。0-2からの3ゲーム目、嫌なムードです。しかし逆に客坂ペアが力が入り1-2となりました。次からも流れがこちらに来て3-2まで一気に行きました。しかし何かが思い出せないのでしょう、なんとなく落としてファイナル。ファイナルも終始攻めて行きました。5-3のメイクマッチ。イージーボールをネット下段。そして次のボールは小早川さんのファーストサービスでポーチに行こうと決めていました。前のレシーブでサイドに打ちネットしているからです。それと勝負に出ました。左であってまたボールが少し高かったためにチップ。これが取れていれば6-4でした。読みもあっていたのに技術が付いていってませんでした。5-5からレシーブをバックに入れられ押し込まれてスマッシュ、マッチはサーブをセンターからクロスに入れられ中辻ポーチに対しサイドに打てずにポーチを許してしまいました。ゲームセットです。最後の２本だけが相手のリズムでした。終始ゲームを支配しながら負けるのです。ここがテニスの怖さです。そして面白いところでもあるのです。
今日はまだ70％くらいだね・と感じています。上出来ではありますが。課題の確認と着実な進歩を感じて良かったこともまた収穫でした。次は天長杯です。新コートでやる初めての公式戦。楽しみです。
本日熊本より沼田・白石ペアが参加されていました。昨日も午前中は橿原コートで練習しました。この時期に沼田・白石ペアと練習できるのは大きいです。白石さんはまだ足をかばっているようです。ただ、最後の中村・松村戦では後半いい動きとポイントがありました。9月までには仕上げてくることでしょう。沼田さんは相変わらず粘っこいテニスです。この対戦のおかげで中村選手のボールが今日は締まっています。変に打ちすぎず上げすぎず狙いすぎず、いいテニスでした。次の黒田・杉野ペアも④-1で飛ばし決勝です。決勝は④-2で客坂ペアの勝利でした。今日はストロークが良くて打って上げてと厳しく来ていました。中辻さんもミスがなくいいコンビネーションでした。
2015.3.29
吉川総合運動公園で吹田ｽｰﾊﾟｰｼﾆｱｶｯﾌﾟが開催されました。この大会は年度末の締めでもあり春先へのｷｬﾝﾌﾟ締めの本戦を占う大会でもあります。昨年実績をﾍﾞｰｽに選抜されます。西日本を中心とした強豪選手の集まりです。吹田ｸﾗﾌﾞの集選手力は素晴らしいものがあります。多くの有名選手を抱えるｸﾗﾌﾞならではのものです。それだけに全国から集まるので天候が一番の心配事でもあります。あいにくこの日は晴れの合間の雨空、皮肉なもんです。この前日から東京の新沼さん、埼玉から小林夫妻が来阪しました。吹田ｸﾗﾌﾞで汗を流し、夕飯で歓談して当日に臨みました。小林夫妻とは秩父夜祭にお邪魔して以来の再開です。新沼さんとは沖縄以来ですね。年に何回も顔を合せるので久しぶりという感じはしません。次は東西対抗となります。
この日は朝少し早めに出たので7:30ごろ吉川につきました。宝塚ﾄﾝﾈﾙの渋滞を心配しましたが、早く着きすぎました。到着と同時くらいから雨が降り始めました。しかしｵﾑﾆｺｰﾄはすごいもんです。全く水が浮く気配がありません。小雨が降る中決行です。
我々の5ﾁｰﾑﾘｰｸﾞも厳しいﾒﾝﾊﾞｰです。どこも気を抜くことなどできませんけれど・・。堤下・仁方越ﾍﾟｱがヤマかなと思っていました。案の定取って取られてです。2-3までﾘｰﾄﾞされましたが何とか追いついてﾌｧｲﾅﾙへ。まあ行けるかなと思ったのですけど、やはり焦りが出てきました。ﾌｧｲﾅﾙはもう一つ突き放しきれず逆にﾘｰﾄﾞされます。まだまだ体に不安を抱えていると全力で戦うまでにはいきませんね。３勝１敗でﾘｰｸﾞ２位。まあ、この体調でこの結果はまあまあかなと半分満足はしています。ただ、課題もいくつかは見えたものです。

2015.3.22
第1回阿波ﾙｰｾﾝﾄｶｯﾌﾟが徳島県の大神子ﾃﾆｽｾﾝﾀｰで開催されました。前日から練習して夜は懇親会というｽｹｼﾞｭｰﾙでした。しかし、土曜日は祝日とあって阪神高速は大渋滞。いつもの２倍の時間がかかってしまいました。12:30到着予定が14時でした。ただ大阪方面からの友人たちも御多分に漏れず同じ状態でしたので練習は問題なく行われました。
次の日が徳島ﾏﾗｿﾝ開催とあって、市内には一万人のﾗﾝﾅｰが集結しています。ﾎﾃﾙも満杯状態で空きがありませんでした。古くて怪しげなﾎﾃﾙに宿泊しましたが、それもまたいい経験です。
今回は堤下さんとのﾍﾟｱです。いつも練習している仲間だけに違和感がなくやっていけます。ただ相手との相性があります。今回同ﾘｰｸﾞに柴田・藤野ﾍﾟｱが入っています。どちらかというと軟投派に相性が悪いのですけど、今回も我慢できずに墓穴を掘ってしまいました。ﾗｯｷｰなことに2位までがﾄｰﾅﾒﾝﾄに進めます。位置は悪いのですけど、とにかく首の皮一枚繋がりました。
ﾄｰﾅﾒﾝﾄ初戦は毛利・前川ﾍﾟｱ。強打者同士の打ち合いでｸﾛｽ中心です。安定感は堤下氏、打球力は毛利氏です。ただ、ｸﾛｽからﾐﾄﾞﾙ、ｻｲﾄﾞへの打ち分けは苦手なようです。勝負どころは正ｸﾛｽﾎﾟｰﾁと決めました。次は4決めです。新開・高田ﾍﾟｱ。まだ春先で充分打ち込みができていないことや小手先に走るﾂｲｽﾄを覚えたことで新開氏の怖さがある意味半減しました。何となくｺｰｽも分かりやすく、その上堤下氏が尻上がりに好調です。④-2勝ち。準決勝は愛媛の阿部・近藤ペア。遅れて出てくるﾗｹｯﾄﾍｯﾄﾞで後手に回れば厳しそうです。近藤さんもｽﾏｯｼｭは大の得意。ｸﾛｽﾎﾞﾚｰもキレがあります。これは先手必勝です。ﾚｼｰﾌﾞはｾﾝﾀｰ、ｸﾛｽと打ち分けて隙を見せないようにします。ｻｰﾌﾞもしっかり打っていけばいいかなと。とにかく引かないことで押し切りました。
決勝は紅露・吉田ﾍﾟｱ。これも最初行ってみようと相手が何かをする前に出てみました。堤下氏のﾎﾞｰﾙも走っています。とりあえず2-0までこちらのﾍﾟｰｽ。しかし次のｹﾞｰﾑなんとなく雑になって落とす。ここが勝負と次のゲームを締めて長いﾎﾟｲﾝﾄの取り合いでしたが取りきって3-1。ここで正直ホッとしたのも事実です。3-1になっても勝てる根拠はないのです。しかし人間というのはダメなものです。つい緩む。ﾐｽ待ちをするのではないけれども、何かそういう雰囲気が漂ってしまうのです。気持ちが引くことでﾎﾞｰﾙの勢いにわずかの緩みが出ます。体のキレにほんの僅かな遅れが出ます。それが命取りかもしれません。背水の陣を引いていれば気を緩めることはないですが、隙や油断では片付けれない魔の時空が存在するのです。2ｹﾞｰﾑがアッという間に3-3。ﾌｧｲﾅﾙ一本目。ｱﾀｯｸがカス当たりとなり逆ﾎﾟｲﾝﾄされます。この一本が大きい。逆に焦りが出てしまいます。3-4からのﾚｼｰﾌﾞで吉田さんがﾎﾟｰﾁに。出来るだけﾈｯﾄｽﾚｽﾚに打ってﾎﾞﾚｰﾐｽをと思ったのですが、難しいﾎﾞﾚｰを見事に打ち返されました。目の前に返ってきたのですけどﾌｫﾛｰﾐｽ。3-5。ここが最後のヤマでした。結果は準優勝です。今回GC2-0から2-1にされたのですが、頑張って3-1にするぞという課題を課していました。それが出来たのは成果でしたが、その後にもう一度締め切らないといけないという課題を残しました。


2015.3.1
本日は八尾市選抜ｲﾝﾄﾞｱ選手権です。今年は東大阪一般ｲﾝﾄﾞｱ大会が同日となり、一般男子の参加が少ないと見込まれましたので、シニアのクラスを充実させようということになりました。愛知の篠辺選手と前年の西日本大会の懇親会の席で一度八尾インドアにどう？・と言ったところOKと快く承諾していただいたので、今回はそれならシニアは外部を大勢呼びましょうということになりました。そして内容もいいものにしてきていただく方々にも満足いただけるように、もう一つはｼﾆｱ45～60までの混合大会としてやってみることを試みたのです。
４ﾁｰﾑ３ﾌﾞﾛｯｸのﾘｰｸﾞ戦での２位上がりﾄｰﾅﾒﾝﾄとしました。55～60クラスの全国レベル選手。45～50の大阪、近畿上位選手を集めたので試合は緊迫したものとなりました。
結果は優勝；篠辺・御内、準優勝；日宇・泉、3位；中村・松村、堤下・東山と、45～60入り混じった結果となりました。特にﾍﾞｽﾄ4掛けでは殆どが60ｸﾗｽのﾍﾟｱが勝ち上がっています。丁寧さと勝負強さを物語っているのですね。篠辺選手は流石です。体重も少しｵｰﾊﾞｰ気味でしたが予測がいいことと、ﾗｲｼﾞﾝｸﾞで打ち分けてきたり常に次の展開を意識してﾃﾆｽをしています。劣勢でもﾎﾟｲﾝﾄを挽回できる力を持っているのです。あの高い技術力と精神力を見習わなければなりません。堤下・東山ﾍﾟｱが昨年のこの試合で初めて組んだのですけど、実にｽﾑｰｽﾞなｺﾝﾋﾞﾈｰｼｮﾝを取っていました。自然なﾍﾟｱだと感じたものです。今年は府民大会・近畿大会とこのﾍﾟｱでｴﾝﾄﾘｰします。楽しみな春となります。
今回、我々はお互い故障が多く不十分なｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝでしたので対等に戦えるまで至りませんでした。体に変調のある年かもしれませんので気をつけなければなりません。

2015.2.25
２月も終盤になって、やっと気持ちが前向きになってきました。それは気温の上昇も大いに関係していると思います。沖縄では割と前向きでした。昨年は20～25℃と地元でもびっくりするほどの暖かさでしたが、今年は15℃前後とやや肌寒いものでした。まあ最低気温が10℃くらいでしたのでそこは大阪とは違っていました。大阪に帰りまたすぐ前橋に行きました。その週は2月中旬で一年で最も寒い大寒の真っ只中です。雪に注意しながらの車での移動でした。ここでもテニスができず
、又してもテンションは下がり気味でした。なんとか気を取り直してレディース中心に体育館での練習に参加してボールに触り続けました。2/21の橿原クラブの練習日から急激に気温が上昇し春めいてきました。体はまあ動きますがまだまだ試合勘は戻っていません。午後は八尾へ・・ホームは当日2面しかないにも関わらず一般男女の数の多さに圧倒されます。虫も啓蟄には出てきます。今日は八尾の啓蟄なんでしょう。
少し練習をして、短めのゲーム練習をして帰宅しました。疲れました・・。
次の日は大阪府連盟の総会。クラブの代表ではないので行かなくても良かったのですけど、ランキング表彰があるので出かけて行きました。てっきり雨を信じていましたが、降りませんでした。２時過ぎに急いで志紀まで帰りました。今日は人が少なくシニアはそれでも沢山来ています。インドアに備えて体を動かしているようです。今日は前衛2試合、後衛２試合でした。この冬はラリーを中心に行ってきました。ラリーでゲーム中に打つことをテーマとしてやっています。あまり相手の前衛、後衛を意識しないでうつ練習をして来ました。試合ではしかし、やはりそうは打てませんね。単調になっても行けないし、打つばかりでもいけません。色々考えながらボールが自分の思った場所に、思った速度と正確さで打てればいいことだけを考えてきたのですが、難しいものです。
2015.2.16
朝起きると見知らぬ番号から電話着信。登録外の人からかかった電話はとりあえず保留。本当の用事なら留守電か再電があるはずですからそれを待つことにしています。今回は留守電有りでした。大正クラブの音川さんの訃報連絡でした・・・
３年前に大腸がんを手術。一時回復して一昨年は全日本16本、奈良の津田さんとのペアはいいペアでした。昨年の夏ころから少し練習しても疲れが早いように見えました。10月に練習でお会いしてそれっきりとなってしまいました。今日は通夜でした。横たわった音川さんの白い顔が印象的でした。独特のスキンヘッドといつも笑顔の豪快なテニスが売りでした。結構繊細なところもあり、テニスにもそれが出ていました。コートでもコートサイドでもひときわ目立つその声と風貌が消えてしまうのは実に寂しいことです。人はいつか死にますが、若くして病気で逝ってしまうのは残念です。
皆思いは同じです。集まった人たちはだいたい６０～７０代の方々でした。明日は我が身かも知れないと思いながら、生きていることを大切にして日々を過ごしていこうと思っているに違いありません。そうなのです。健康は大切です。もちろん注意するに越したことはありません。ただ防げる病気と防げないものもあることは知っておいたほうがいいでしょう。誰もガンになりたいとは思いません。しかし誰にでもなる可能性があるし、その確率は高いのです。人はいつも何らかの覚悟をしながら生きていかねばなりません。
音川博さんのご冥福をお祈りいたします。

2015.2.4
今日は立春です。朝起きるととても冷たい空気でしたが、昼前にはとても暖かくなってきました。風がない日となると、もう春なのですね。今は風と太陽しか季節を教えてくれるものがありません。子供の頃は、小川に猫柳がねずみ色の綿毛を膨らませていたものでした。また黄色い菜の花や水仙がひっそりと咲いていたものです。冷たいながらも華やいだ気持ちになったものでした。
先日小学校の同窓会・といっても有志ですが、岡山の日生でありました。日生港からフェリーに乗って３０分、頭島の民宿で一泊して昔を懐かしんだのです。食べきれないほどの牡蠣と海の幸、露天風呂から見る朝日に浮かぶ瀬戸内海の島々はとても素晴らしいものでした。世の中の灰汁に染まっていない頃に知り合った友人たちは、身につけた鎧をかなぐり捨てて笑い合います。苗字などで呼ぶ者は一人もいません。イチローちゃん、タケッちゃん、テルキくん、マキオくん、ヒデキちゃん、ノーくんなどと、夜は更けていきました。
つかの間の休息を楽しんで、今年も自分の目標に向かって邁進します。

2015.1.28
ﾃﾆｽに今年はまだ火がついていない感じがするのはどうしてでしょう。1/10～11と埼玉県の朝霧で日韓交流親善大会がありました。例によって懇親が主体の対抗戦と個人戦です。初日は4ペアのﾘｰｸﾞ戦でしたが、60ｸﾗｽの関東いや全国での強豪ﾍﾟｱﾘｰｸﾞでした。初戦の試合こそﾌｧｲﾅﾙで辛勝しましたが、次の試合は1-④で負けました。この時点で1-1が4ﾍﾟｱできる結果でした。誰も自力優勝はなく、自分が勝ってしかも他の組の対戦の勝敗で決まるというものです。最初に我々と反対の対戦がありました。そこで長澤・篠山ﾍﾟｱが勝ち、我々には自力優勝の望みがありました。本来なら、そこで力を出すのが新開・高原ﾍﾟｱですが、何となく不発です。新開さんの足の故障や私の未調整等があったにしてもそれではいけないものでした。新開さんとは昨年夏から殆どﾛｰｶﾙ大会での勝ちがありません。ﾍﾟｱを組んでいないのでﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝが上がっていかないのは仕方がないことですが、それにしてもこのままではいけません。今度の2月の沖縄ではしっかりと勝ちに行きたいと思ってはいます。沖縄ｷｬﾝﾌﾟをきっかけにｷﾞｱを上げなくてはいけません。気持ちを高めていくことが必要でしょう。練習はやっていますので体力は落ちていない・ﾗﾘｰは問題ない程度であるというのが現状です。

2015.1.4
新年明けましておめでとうございます。あっという間に私もｼﾆｱ60のｸﾗｽのちょうど中間地点に達しました。人生は長いようで早い。特に目標を持ってそれを追っかけているとすぐに時間は通り過ぎて行きます。光陰矢の如し・・青年老い易く学成り難し・・先人は全ての事象を端的に表現します。簡潔で頭に残る表現を文章で表せたら素晴らしいと思います。人は誰でも何にでもなれると僕は思っています。しかし、そのためには限りない時間と集中力が必要とされます。きっとそのうちの一つくらいしか達成することができないようにできているのでしょう。